英紙が報道「トランプの愛娘、イヴァンカ女子が日本で急増中」って本当?

 1月末、『インディペンデント Independent 』が発表した「日本女性はイヴァンカ・トランプ(35歳)がお好き」という記事が一部世間をざわつかせました。

Family photo moments after my father @realdonaldtrump was sworn in as the 45th President of the United States.

Ivanka Trumpさん(@ivankatrump)が投稿した写真 –


母・妻・娘の3役をそつなくこなす姿に好感



 同誌によると、日本女性がトランプ大統領の長女イヴァンカの虜になるのは「ビジネスで成功しながらも、女を全面に出すことなく、男性との対立をかわしながら、女性を軽視する父を上手に引き立てるイヴァンカの姿が尊敬できる」から。

 家父長制度が未だに色濃く残る日本では苦労しているビジネスウーマンが多く、彼女たちからの共感を集めているようだと日本女性のコメント入りで分析しています。

Independent

『インディペンデント Independent 』が発表した「日本女性はイヴァンカ・トランプ(35歳)がお好き」という記事 http://www.independent.co.uk/news/world/americas/japan-ivanka-trump-daughter-us-president-donald-trump-japanese-loves-a7547526.html

 名門大学を卒業し、ファッションモデルを経験、父の会社の重役を任され、自身の会社も立ち上げたザ・才色兼備。また、3児の母であり良き妻としての印象も強いことも、日本のワーキングマザーたちから支持される所以とか。

 この人気によって、waja(ワジャ)やBUYMA(バイマ)などオンラインショップが取り扱う「イヴァンカ・トランプ・コレクション」の日本での売上げが驚異的に伸びているとも報じられています。

話の通じるイヴァンカはアメリカ女性の唯一の希望?



 では、アメリカ本国ではどのように思われているのでしょうか?

 才色兼備でタレント的な活動もしていたイヴァンカは、もともとアメリカでも女性に人気のある人物でした。

 しかし『デイリーメール Daily Mail』によると、昨年流出した父の女性蔑視発言テープを受けてイヴァンカ・ブランドの非売運動が全米女子の間で拡大し、大手デパートも商品の取り扱いをストップ。彼女の人気は大幅にダウンしました。

トランプファミリー さらに11月に父が安倍首相と会談した際に同席していたこともアメリカ国内では批判の対象に。12月に彼女が飛行機のエコノミー席を利用すると、「こんな奴と一緒の飛行機に乗りたくない」と憤慨した乗客とトラブルになったことが話題になりました。

 とはいえ、史上最低の支持率を誇る父君や、政治に無関心で未だホワイトハウスに移り住んでいないメラニア夫人に比べれば、「イヴァンカは話が通じる方だ」と微かな期待を寄せている女性が多いのも事実。

イヴァンカ・トランプ

長女のイヴァンカ・トランプ (C)1miro | Dreamstime.com

『ニューヨーク・タイムス New York Times 』によると、昨年11月にイヴァンカのマンション前で大勢の市民が「女性やマイノリティの権利向上」を嘆願したのは、彼女が新大統領の考えを変えることの出来るフェミニストであると信じていたことも大きかったのだとか。

 アメリカ人にとってイヴァンカは「トランプのような暴君にも立ち向かっていける強い女性」。日本人が憧れているとされる「男性を立てながら器用に生きる女性」としてではないのです。

次ページイヴァンカ初めての大失態!抗議デモ中のKY投稿で大炎上

メラニア夫人
“アメリカの上沼恵美子”がトランプ夫人に…
トランプファミリー
トランプ夫人、ファッション業界から見放さ…
トランプ夫妻
トランプ夫人って整形?高須克弥院長の答え…
マカダミアナッツ
太らない!お肌にいい!みんな大好き、“あ…
Barcelona Open Banc Sabadell - Day 7
錦織圭だけじゃない、このイケメンを見逃さ…
エンタメ
sponsored
まつ毛を育てる
すっぴんでもデカ目に!全く新しい“まつ毛…
ビューティ
sponsored

◆橘エコ

アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。大学事務と米大手スーパーマーケット勤務の二足のわらじを履いてアメリカカルチャーの裏側を探る、自称アメカジスパイ。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(http://milkik.com/

この記者は、他にもこんな記事を書いています

▼この記事がおもしろかったら「いいね」を押してね!
サイトリンク・バナー
esse