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オシドリ飛来、水面すいすい 多賀町・犬上川

仲良く寄り添い泳ぐオシドリの雄(左)と雌=多賀町萱原で

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 多賀町萱原の犬上川上流で、越冬のためにオシドリが飛来し、優雅に泳ぐ様子が住民の目を和ませている。

 オシドリは約三十年前から毎年、町内の犬上ダム周辺に訪れる。地域では小学校の子どもたちを中心に観察したり、餌を与えたりと保護活動に取り組み、一時は四百羽以上を確認できた。

 十年ほど前、小学校が統合され、餌を与える子どもたちがいなくなると、数は一気に減少。一部の住民が保護活動を続け、今では百羽ほどが姿を見せる。今年はダムの工事などがあるため、数は少なめだという。

 三日もオレンジや緑など鮮やかな羽毛の雄と、茶色の羽毛の雌のつがいが仲良く寄り添う姿が見られた。

 地域で三十年以上見守り続けている高橋与志勝さん(67)は「オシドリは町内の宝。警戒心が強いので、静かに見てほしい」と話していた。

 オシドリの観察は早朝や夕方がお勧め。三月末ごろまで見られるという。

 (中村千春)

 

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