日本ハムの大谷翔平投手(22)が右足首痛のため、3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での投手としての出場を辞退したことは日米の球界に波紋を広げている。そんな中、レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)に騒動が飛び火した。一部で流れている大谷が足首を痛めたのは1月上旬の自主トレ中に行ったキックボクシングが原因ではとの説をダルビッシュが自身のツイッターで完全否定したのだ。
ダルビッシュは1月2日、自身のツイッターで「年明けはこのメンバーで始動です!」と大谷、杉谷(日本ハム)と自主トレしたことを報告。自身のインスタグラムに大谷がキックボクシングに挑戦している動画をアップした。このキックボクシングで大谷は右足首を痛めたのではとの説が流れている。
フォロワーが「大谷選手の足首の怪我の原因は年始のキックボクシングでは?と一部で言われていますが、実際どうなんでしょうか?」と質問。ダルビッシュは「あれは正月で身体の状態もかなりいい感じでしたよ」「しかもそのあと1月下旬まで鎌ヶ谷で調子良さそうに走ったりしている動画を確認していますし。もしあれで痛めていたら年始から走れていないはずですね」と否定した。
さらに「大谷投手は日本シリーズで右足首を痛めたと言っていたみたいなので、正月にキックボクシングをやっていること自体に違和感を感じるのですが。。」(原文まま)との指摘には「普通に本人の状態が悪ければやらせるわけないでしょう」「しかもメニューの一つではなくあくまでやりたければどうぞ的な感じだったので」と説明した。
ダルビッシュはこのオフ、大谷だけではなくヤンキースの田中、巨人の坂本、楽天の則本と松井裕、阪神の藤浪、ソフトバンクの新人・田中正義(創価大)ら多くの若手選手と自主トレを行った。これは単に一緒にトレーニングしたのではなく、自身が試行錯誤の末、得た知識を伝え、日本球界に還元するためだ。そんな場で大谷に限らず、参加した選手に無理をさせるはずはない。当然、ストップさせるだろう。
また、大谷は底屈(足の底に足首を曲げる動き)したときに痛むらしいですと聞かれると「でしたら投げる時は痛いでしょうね。バッティングは出来ていますから仮病とかはないでしょうね」と状態を思いやった。
さらに「思いっきり蹴るぶんには大丈夫で、ウェイトやバッティングだとダメージがないなんて怪我あるんでしょうか?それで投球と走るのにだけは影響するなんて怪我が」と問われると「もちろんありますよ」と返した。時系列についてダルビッシュは「日本シリーズで軽く痛めたのが強化試合でも痛く、オフに入り良くなってきていたが1月下旬の強度を上げてきたときにまた痛くなったということでは?」と推測している。
また、「ダルビッシュさんのツイートからは大谷がWBC出たくなくて怪我したことにしたと読めても仕方ないと思います」には「いや本人はメジャー相手に投げられるチャンスがあるわけだから投げたくて仕方ないでしょう」と一蹴した。思わぬ形で大谷辞退騒動の“当事者”になった格好のダルビッシュだが、ツイートには後輩を心配する気持ちがあふれている。
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