「人権派」であるなら日本の慰安婦問題も盛んに追及すればいいだけでは……
追記:下のtogetter記事、現在はタイトルが変更され、追記もあるようだ。
私が慰安婦問題で転向した理由~「強制連行は論点ではない」「他国の例を批判しても日本の罪は消えない」の一点突破で、問題は解決するのだろうか? - Togetterまとめ
人権派は「国際社会で強制連行の有無は論点になっていない」といいます。基本的な論理は抑えつつ、
返す刀で「そんなことに拘る人間は人権意識の低い馬鹿な右翼だ」と罵ります。人権派は他国の人権侵害や問題点について話題を避ける傾向にあります。
そのことを指摘すると「日本の罪が消えるわけではない」と正論で返されます。こういった態度や正論に納得できる人は、相当良く訓練された人権派だけではないだろうか?
違和感を持ってしまった自称人権派の私は、どうすればいいのだろうか?
・「こういった態度や正論に納得できる人」は少数だ
・これらの主張は理解できるが違和感がある
というので、途中でメモを取りながら読んでみた。でも率直に言ってがっかりした。
「なぜ日本ばかり悪者にされるのか」
「なぜ日本の罪ばかり強調し、他国の同様な罪には目をふさぐのか」
「慰安婦問題追及者の真の動機は日本の責任を膨らませたいという欲望だ」
結局まとめるとこういう趣旨になるのではないか。
だとすれば「いつものアレ」を超えるものではない。時間を無駄にしたついでに自分用の記録を書いておく。
この方はドイツの慰安婦問題を例にして、日本でも外国でも日本の事例ばかり問題になる一方で、ドイツなどの類似問題は問題視されていないことを指摘している。また、日本の慰安婦問題追及者たちが「本質は人権問題だ」と言いつつ、他国の類似事例への言及を避けたり免責したりしていると批判している。
その批判にはまっとうな点もあるだろうし、日本の責任追及論者の中には嗜虐的な加害者バッシングに傾く人もいるかもしれない。
でもまあ、それなら「日本のことばかり言うな」ではなくて、「もっと言おう、誰も言わないなら私が言おう」になればいいのではないか。「ドイツの慰安婦問題追及者たちと連帯しよう」でいいのではないか。
……あと、「どうして日本だけこんなにクローズアップされるの」と不満をお持ちのようだけど、それは「人権派」が努力したというよりは、どちらかと言えば日本の責任を否定する人たちの長年の努力の成果じゃないかと思いますよ……。
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追記
そういえば、タイトル部分で「……問題は解決するのだろうか?」とあるのだけれど、この人にとっての「解決」とはどういう意味・状態なのだろう。読んでいてそれが気になっていた。
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