2月2日、モンゴルでは、6億ドル(約677億円)近い債務返済を迫られている国を救うため、一般市民が現金や宝石、金、馬などを国に寄付している。写真は昨年6月ウランバートルで撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)
[ウランバートル/香港 2日 ロイター] - モンゴルでは、6億ドル(約677億円)近い債務返済を迫られている国を救うため、一般市民が現金や宝石、金、馬などを国に寄付している。
景気悪化で福祉削減や食料・燃料の値上げなど、国民の家計にも痛みが広がっているにもかかわらず、著名経済学者や議会メンバーらが今週キャンペーンを開始したところ、瞬く間に多くの寄付が寄せられている。
エルデネバト首相は、来月に期限を迎える債務支払いの「解決策はすでに見出した」が、寄付は受け入れて別の用途に役立てると述べた。
1日の声明で「市民による運動を禁止することはできない。内閣は寄付金を保健、教育、スモッグ軽減、公共インフラに使うことに決めた」と述べた。