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仮装したホステスら150人華麗に練り歩く 大阪・北新地で「堂島薬師堂節分お水汲み祭り」
招福を願う「堂島薬師堂節分お水汲(く)み祭り」が3日、大阪市北区の堂島薬師堂周辺で行われ、北新地クイーンをはじめとした北新地で働く女性らが、「お化け」と呼ばれるさまざまな仮装で練り歩いた。
実行委員会によると、北新地では節分の夜に鬼をやり過ごすために、女性たちが仮装する花街の風習が伝わっているという。大阪・キタを活性化しようと平成16年から現在の形で行われている。
薬師堂では、薬師寺(奈良市)の僧侶による節分法要が営まれ、参拝者らが「お香水」の入った竹筒を授かった。その後、北新地の飲食店従業員や客らが鬼に福豆を投げて厄払いしたほか、薬師堂の弁財天の化身とされる約20メートルの「龍」、華やかに仮装したホステスら約150人が列を作り、薬師堂周辺を練り歩いた。おいらん姿にふんした北新地クイーンの結菜(ゆな)さん(26)は「祭りを通して、多くの方に北新地に来ていただき、大阪の経済発展に貢献できれば」と話していた。