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【芸能・社会】山崎賢人、ピアニストの次は調律師 映画「羊と鋼の森」で主演2017年2月3日 紙面から
俳優山崎賢人(22)が、2016年本屋大賞第1位の人気小説を映画化した「羊と鋼の森」(18年公開)で主演を務めることが2日、分かった。山崎は、ピアノ調律師役に初挑戦。主人公があこがれる先輩を三浦友和(65)が演じる。山崎は専門的で繊細な調律師になりきるため、“合宿”を行い猛特訓。山崎が作り出す美しいピアノの音色が、舞台となる北海道の景色と合わさり物語に彩りを加える。 今作は、北海道の田舎で育った外村直樹(山崎)がピアノ調律師として成長する姿を描く。外村は調律師・板鳥宗一郎(三浦)の調律した音に魅せられ、自身も調律師に。姉妹ピアニストの和音と由仁との出会いや、挫折を味わいながらも前に進んでいこうとする。 ピアノは精密な部品が多く使われているため、美しい音を保つために調律や保守を定期的に行う必要がある。調律師はピアノを分解し、音色のチューンアップや部品のチェックなどを行う。 山崎は昨年公開の映画「四月は君の嘘」で天才ピアニストを演じたが、今回はピアニストのためにピアノを保守する調律師役。三浦もピアノ調律師を演じるのは初めて。山崎は昨年末から、三浦は1月から、それぞれ日本ピアノ調律師協会の齊田健会長(69)らの指導を仰ぎながら猛特訓を重ねた。特に山崎は2日から始まった北海道旭川市内でのロケに先立ち現地入りし、調律師になりきるため合宿を行った。練習開始当初は初めて見る調律の作業に驚いた様子だったが、真剣な目で作業を追いながら熱心に取り組んでいたという。 山崎は「調律師、そして、人として悩み、失敗しながらも一歩一歩成長していく外村にすごく共感しました」とコメント。三浦も「われわれ俳優陣も原作の音色を壊さないよう、より繊細な心で臨みたいと思います」と意気込んでいる。 興行収入32億5000万円を記録した「orange−オレンジ−」(15年公開)の橋本光二郎監督がメガホンをとる。山崎はorangeにも出演しており、強力タッグで再び大ヒットを狙う。 <「羊と鋼の森」> 15年9月に文芸春秋から初版6500部の少部数で刊行された宮下奈都さんの小説。現在、累計発行部数50万部を突破。16年の本屋大賞第1位のほか、キノベス!2016第1位、2015ブランチブックアワード大賞を受賞。第154回直木賞の候補作にもなった。 PR情報
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