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【プロ野球】

大谷、別メニュー発進 栗山監督「変に振ると壊れちゃう」

2017年2月3日 紙面から

キャンプ初日、別メニューで調整する日本ハム・大谷=ピオリアで(共同)

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 【ピオリア(米アリゾナ州)水足丈夫】日本ハム・大谷翔平投手(22)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場について、投手に続いて野手での出場も厳しい見通しであることが1日、明らかになった。栗山監督は8日から始まる練習試合、紅白戦3試合での野手出場を見送る方針を示した。

 昨年までと違い、キャンプ初日は静かなスタートとなった。大谷は外野フェンス沿いを両足首の感触を確かめながらランニング。その後、遠投して室内練習場に移動。侍ジャパンの稲葉打撃コーチが見守る中、ティー打撃を行った。練習後に「第1クールはこんな感じになる。そんなに劇的に良くなるもんではないので」と、今後も制限を設けた中での調整になると明かした。

 前日、投手出場断念のジャッジを下した栗山監督は、打者としての調整遅れも指摘。「下がしっかりしてないといいスイングができない。変に振ると、壊れちゃう。野球にならない」。その上で、8日からの実戦出場について「そんな状況じゃない」と一刀両断にした。

 球団は、打者としての出場を要請されれば協力を惜しまない姿勢を見せるが、吉村ゼネラルマネジャーは「どうするか小久保監督の見解を問いたい」と話した。野手専念で出場した場合、その間は投手調整ができなくなる可能性もある。開幕後のチーム編成にも関わる問題なだけに、早期の決断と回答を求めた。

 

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