北京の天安門広場近くで車横転 大量の煙 周辺一時騒然

北京の天安門広場近くで車横転 大量の煙 周辺一時騒然
中国の首都北京にある天安門広場の近くで、車が横転して大量の煙が立ち上り、現場近くでは4年前に車が歩道に突っ込んで炎上し、多数の死傷者が出て、当局がテロと断定した事件が起きていることから、周辺は一時騒然となりました。
北京市の警察によりますと、天安門広場の北側にある大通り、長安街で3日早く、走行中の車が横転し、運転手と近くで自転車に乗っていた1人がけがをしました。

事故直後の現場とされる映像では、1台のSUV=多目的スポーツ車が道路中央にある柵にぶつかって、横転してひっくり返り、白い煙が大量に立ち上り、騒然としている様子がうかがえます。

また、事故を起こした車には、軍や警察の車両であることを示す白いナンバープレートが付いているように見えますが、警察は、26歳の男性運転手がハンドル操作を誤ったため、起きた事故だとだけ発表していて、詳しいことは明らかにしていません。

天安門広場の近くでは4年前の2013年の10月に、車が歩道に突っ込んで炎上し、車内にいた3人を含む6人が死亡して、日本人男性1人を含む39人がけがをし、中国当局はテロ事件と断定していて、今回も何らかの事件ではないかという見方がネット上などで広がりました。