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【ドラニュース】

石岡、ビシに挑戦弾

2017年2月4日 紙面から

 一塁に堂々挑戦状だ!! 中日・石岡諒太内野手(24)が3日、沖縄・北谷球場での春季キャンプのフリー打撃で、12本の柵越えを放った。もう少しで場外になりそうな推定飛距離140メートル弾も。昨季に不動の主砲だったビシエドの10本を上回り、パワーも証明した。最大の武器と自負する俊足との合わせ技で、助っ人の座をも脅かす。

 バットが空を切る音が、バックネット裏まで聞こえてきそう。だが、それは痛快な快音にかき消される。全身を目いっぱい使ったフルスイング。今キャンプ初めての青空に、石岡が次々と放物線を描いた。

 「振れてはいます。悪くはないです」。46スイングで、柵越えは12本。すべて中堅から右翼方向で、中には防球ネットを越えそうな140メートル級の弾道もあった。その直前に打席に入っていたビシエドは10本。あくまでフリー打撃とはいえ、不動の4番を上回った。

 「振れますね。荒々しい。左であそこまでフルスイングするのは、ソフトバンクの柳田に近い」。昨季のリーグ王者・広島の田中スコアラーは警戒。指導する土井打撃コーチも「面白い存在。足も速いし、柳田のような選手にしていきたい」と言う。理想型は、タカのトリプルスリー男だ。

 「おまえの体なら飛ばさないといけない」。キャンプ初日、本塁打王を2度獲得した山崎武司さん(本紙評論家)に活を入れられた。187センチ、90キロ。周囲が期待するのも当然。昨秋の教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」では、小笠原2軍監督から毎日マンツーマン指導を受けた秘蔵っ子でもある。

 

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