米グーグルは3日、日本語での検索結果が表示される順番を決めるアルゴリズムを変更したと発表した。ネット上では不正確な内容の記事をそのまま掲載するなどした「キュレーション(まとめ)サイト」が問題となっている。グーグルは、こうしたサイトが検索結果の上位に表示されにくくなるよう改良を施したようだ。
グーグルはアルゴリズムをどのように変えたかについては明らかにしていない。ただ、今回の変更で一部のまとめサイトで表示順位が下がったとの指摘も出ている。
まとめサイトの中には検索結果で上位に表示されるような「検索エンジン最適化(SEO)」と呼ぶ技術を駆使し、必ずしも内容が充実していないページが上位に表示される場合があった。グーグルは今回の変更を「低品質なサイトへの対策のため」としており、「今後も継続的にアルゴリズムを改良していく」としている。
まとめサイトを巡っては昨年、ディー・エヌ・エー(DeNA)などの「キュレーション(まとめ)サイト」が不正確な内容の記事などを大量に掲載しているとして問題となった。検索の表示順位が上位にあるほど広告収入が入る仕組みが背景にある。