内山、近日中に進退表明へ 「中途半端に、取りあえずやろうではダメ」
前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(ワタナベ)が3日、昨年大みそかに同王者、ジェスレル・コラレス(パナマ)との再戦に敗れて以来、初めて進退について語った。この日は東京・新井薬師梅照院で恒例の豆まきに参加し、行事終了後に囲み取材に応じた。
年明けからは「ちょっとのんびりして、2週間して練習を始めました。朝、10キロくらい走って、ジムでマスボクシング、サンドバッグ、ミット打ち。相手がいればスパーリングもやりたい。まだ本腰ではないけど、またやろうと思った時に体力が落ちていないようにやっている」と復帰の選択肢を視野に入れ、進退については「あまり長引かせず、近いうちに決めようと思う」と話した。
連敗の心境を問われ「ボクシングをやりきったというのはないけど、コラレスに関してはやりきったかな。あそこまでやって負けたのだからしょうがない」と自らけじめをつけていた。
「やるなら、ものすごくやりたいという気持ちにならないとダメなので。中途半端に、取りあえずやろうではダメ。引退して、数カ月で復帰しますというのもいや」と言う。内山は、どうしてもボクシングをやりたい自分になるのを待っているようだった。