職人列伝
▼溶接職人として活躍されている方々
金城 圓世氏(49歳) |
父親が金属を扱う仕事をしていたので、物心ついた時から金属は身近な存在でした。小さい頃から手伝いで、グラインダー使ってましたから。溶接は、特に興味のあることではなくて、そこに当たり前のようにありましたね。 そう語って下さるのは、WELD CRAFT KANAMONO工房代表 金城氏です。 初めて仕事として金属を扱ったのは、大学時代の板金屋さんでのアルバイト。自動車に興味を持っていたから始めたアルバイトで、この頃は同じ金属でも「溶接」というより「叩く」方が多かったですね。 「溶接」を始めるきっかけになったのは、輸入建築金物の会社で働いたこと。サイズ違いでクレームがあっても、遅い時間だと会社に戻ったときに修理できる人は誰もいない・・ それなら自分でやるしかない。 見よう見まねで肉盛りをし、サイズ変更をするという独自スタイルでの溶接が始まりました。 |
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| それから約20年、さまざまなシーンの溶接に関わり、WELD CRAFT KANAMONO工房として、鉄・ステンレス・アルミ・チタンなど多様な金属を扱われています。 「溶接は深いから難しい。だけど、金属だから実現できる繊細さと力強さは、溶接でしか味わえないですよ!」 |
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| ▼金城氏のこれまで携わった作品の一部 | ||||
大阪城公園内 豊国神社 庭園門扉 |
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「技術面では上には上がいることを知っている。だけど、デザインや作品に込める想いには、代わりはいない」 金城氏の口から出た信念でした。 決して、ひとつひとつの作業に対して手を抜かないという心は、作品の繊細さや緻密さに表れていると感じました。 |
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