BT

Googleがクラウドベースの暗号鍵マネジメントサービスを公開

作者: Sergio De Simone , 翻訳者 伊藤 貴洋 投稿日 2017年2月3日. 推定読書時間: 0 分 |

原文(投稿日:2017/01/16)へのリンク

Googleは、Google Cloud Platform(GCP)の新たなサービスとして、秘密鍵暗号方式の鍵の作成、使用、ローテーション、破棄を可能にするサービスを発表した。新しいCloud Key Management Service(KMS)はGoogleのCloud Identity Access ManagementおよびCloud Audit Loggingと統合されているが、KMSを利用して管理されているキーは独立して利用することが出来る。

Google KMSが出る以前は、Google Cloud Platformのユーザーは、GCPに自動的に暗号鍵を処理させるか、サーバーサイドの暗号化のために自前で鍵を用意していた。Google Key Management Serviceを使用することで、クラウドベースのキーを管理し、APIを使用してデータを暗号化および復号化することができる。 Google Cloud KMSでは、手動またはスケジュールベースのキーのローテーションの実施も可能になる。キーのローテーションが実施されると、古いキーは復号化のためにアクティブのまま残り、1つの主となるキーのみが新しいデータを暗号化するために使用される。

Googleによると、Cloud KMSは数百万の暗号化キーを簡単に扱うことができ、鍵へのアクセス時間を短縮できる。特筆すべき点としてGCPはデータをサブファイルチャンクに分割することでデータを暗号化し、各チャンクは独自の個別データ暗号化キー(DEK)を使用して暗号化される。DEKは、暗号化されたデータの近くに保存され、クラウドKMSを使用して管理するキー暗号化キー(KEK)を使用して保護される。

Google Cloud KMSは、GoogleのオープンソースBoringSSLライブラリによって提供されるAES256鍵を使用している。Googleはさらに、アルゴリズムがGalois / Counter Modeで動作することを述べており、これによるパイプラインや並列化の使用により高データレートで認証された暗号化を提供することを目指す。

 
 

Rate this Article

Relevance
Style
 
 

この記事に星をつける

おすすめ度
スタイル

こんにちは

コメントするには InfoQアカウントの登録 または が必要です。InfoQ に登録するとさまざまなことができます。

アカウント登録をしてInfoQをお楽しみください。

あなたの意見をお聞かせください。

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする
コミュニティコメント

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする

HTML: a,b,br,blockquote,i,li,pre,u,ul,p

このスレッドのメッセージについてEmailでリプライする

ディスカッション
BT

広告ブロッカーを使用されています。

何かの理由で広告ブロッカーを使用されていることと存じますが、InfoQを今後も無料でお使いいただけるようにするために、広告の表示にご協力いただけますと幸いです。InfoQはあなたの許諾なしに第三者にあなたの情報を提供することはありません。広告は読者の皆さんに関連するもののみを表示いたします。広告表示可能なサイトとしてご登録いただけますと幸いです。