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もう一つのチョコレート展

02月03日 10時22分

もう一つのチョコレート展

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2月14日のバレンタイン・デーを前に、途上国で作られた農産品を適正な価格で取り引きし、現地の人たちの自立を支援する、フェアトレードのチョコレートをPRする催しが名古屋市で始まりました。
この催しはフェアトレードの普及に取り組む名古屋市のNPO法人が開いたもので、中区のテレビ塔の会場では、約90種類のチョコレートが販売されています。
フェアトレードはチョコレートの原料のカカオを生産する途上国の人たちが適正な労働条件で働き、きちんと賃金が支払われる仕組みのことです。
チョコレートの値段は少し高めですが訪れた女性客たちはじっくりと品定めして買い求めていました。
ガーナやコートジボワールなどカカオの生産量が多いアフリカ西部の国々では子どもたちが教育を受けられず、カカオの農場などで過酷な労働を強いられる児童労働が問題になっています。
会場にはこうした児童労働の実態を伝える展示もあり、フェアトレードで公正な取り引きが行われることで児童労働をなくしていく呼びかけも行われています。
主催したNPO法人、フェアトレード名古屋ネットワーク」の原田さとみ代表は「生産地の人たちの笑顔につながるフェアトレードの取り組みをチョコレートを通じて多くの人に知ってもらいたい」と話しています。

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