愛知県内を訪れた外国人観光客を対象に行ったアンケート調査で、インターネットに無料で接続できる「Ｗｉ－Ｆｉ」の設備が充実していないことに不満を感じたと答えた人が４０％に上り、県は通信環境の整備などを進めることにしています。
愛知県は外国人観光客を誘致するための施策に生かそうと去年１０月と１１月にアンケート調査を実施し、アジアやヨーロッパなどから訪れた観光客１１５６人が回答しました。
それによりますと、訪問先として多かったのは名古屋城が５６％、名古屋駅や栄など名古屋市の中心部が５１％と続き、県内を訪れた９割の人が「満足した」と答えました。
一方、不満に感じた点を尋ねたところ、インターネットに無料で接続できるサービス「Ｗｉ－Ｆｉ」の設備が充実していないと答えた人が４０％に上り、「接続できるエリアが少ない」とか「通信環境が悪い」といった回答が相次ぎました。
愛知県はこの結果を受けて通信事業者と協力して通信環境の整備を進めるとともに、接続できるエリアを専用のホームページで周知するなど情報発信にも力を入れていくことにしています。