3日
17時54分
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重傷事故は「自転車に欠陥」、米国人ダンサーが賠償請求
ダンサーとしてテレビ番組にも出演していたアメリカ人の男性が、自転車の事故で重傷を負ったのは、「自転車に欠陥があったからだ」として1億円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、ダンサーとして活躍していたアメリカ人のレイモンド・ジョンソンさん(54)です。ジョンソンさんは、2013年5月、東京・足立区の路上で折りたたみ式の自転車に乗っていたところ、突然、サドルを支えるパイプが折れて転倒し、足を骨折するなどの重傷を負いました。
自転車は中国で製造されたもので、ジョンソンさんは「自転車に欠陥があった」として、輸入と販売をした国内の2社に対しあわせて1億円の損害賠償を求めました。
「いきなり『パキ』って、でかい音がしまして。一番心配しているのは、他の人がこの自転車に乗って事故が起きるかどうか」(マルチアーティスト レイモンド・ジョンソンさん)
ジョンソンさんは2社が「3年以上たっても事故を公表しないことから裁判に踏み切った」ということです。2社は争う姿勢を見せていて、販売会社は「裁判において当社の主張をしていく」とコメントしています。(03日16:59)