韓国には、日本と違い、観光客を狙って法外な運賃を請求するタクシーがいます。
通称、「ぼったくりタクシー」と呼ばれるタクシーです。
このタクシーに捕まったら最後、明るいうちならまだ対応ができるかもしれませんが、暗いと助けを呼びにくく、何をされるか分かったものではありません。
ぼったくりタクシーにお金を奪われないように、韓国旅行にでかける前に回避する方法を学んでおきましょう。
ぼったくりタクシーの見分け方とは
見るからに、ぼったくりタクシーだと分かるケースがあります。
車のボディに「日本語」と書かれているミニバンタイプのタクシーです。
このタクシーは、メーターがついていても、料金が高めに設定してあるので、通常の何倍もの運賃を請求されます。
また、コンサート会場や競技場前などに止まっているタクシーも、ぼったくりタクシーである場合が多いです。この手のタクシーは、メーターがついていないことが多く、多額の運賃を請求されます。
なるべく、タクシーではなく、公共機関を使って帰るようにしましょう。
ぼったくりタクシーが出没しやすい時間帯
ぼったくりタクシーが出没しやすい時間帯があります。
午後8時~翌日午前9時の時間帯です。
この時間帯は、路上に多くのぼったくりタクシーが止まっているので、知らないで乗ると危険です。
遠回りされたあげく、10倍近くの運賃をとられるケースもあるようです。
また、女性の一人旅なら、この時間帯は外に出ること自体が危険です。
変質者や酔っ払いが街をうろついている時間ですので、基本はホテルで過ごしましょう。
理不尽な、ぼったくりタクシーへの反撃
万が一、ぼったくりタクシーに誤って乗ってしまった場合、昼間の人気の多い場所なら、日本語で思いっきり反撃するのもありです。
日本語が通じなくても、日本語で怒りをまくしたてれば、こちらの意思は十分相手に伝わります。
しかし、人気のない場所や外が薄暗いときは、こちらが強気にでると、報復される危険もあるので、この場所での反撃なら大丈夫だと思った場所でのみ反撃してください。
万が一のために、「トワジュセヨ(助けて下さい)」「ハジマセヨ(やめてください)」などの言葉を覚えておくと安心です。
ぼったくりタクシーには絶対に乗りたくはありませんが、ぼったくりタクシーでなくても、韓国のタクシーの運転手は、なぜか機嫌が悪そうで不愛想な人が多く見られます。
言葉も韓国語しか話せず、日本語も英語も話せない人が多いので、タクシーに乗る時は、言葉ではなく、地図を渡して目的地を教えたり、目的地の名前・住所・電話番号を教えるようにしましょう。
韓国のタクシーには、大抵、カーナビがついていますが、カーナビがついてない車や、運転手が目的地を分かっていない時は、別のタクシーに乗り換えましょう。
タクシーの運転手に「クェンチャナヨ?」と聞いて、目的地が分かるかどうか確認してみましょう。
ちなみに、韓国のタクシーは、基本チップは必要ありません。
くれぐれも、ぼったくりタクシーに遭わないように、気を付けて下さい!