02月02日 09時49分
去年1年間の人口の動きを調べた総務省の調査で、東海3県では、愛知県で転入が転出を上回る「転入超過」となりましたが、前年よりも数が減ったほか、岐阜県と三重県はいずれも転出が転入を上回る「転出超過」となりました。
総務省は住民基本台帳に基づいて、去年1年間の人口の移動状況をとりまとめました。
それによりますと、東海3県は、愛知県で転入が転出を6265人上回り、東京や千葉などに次いで、全国で5番目の「転入超過」となりました。
ただ、転入超過の数は前年よりも2000人あまり減って、人口の集中が鈍化した形となっています。
一方、岐阜県と三重県は、いずれも転出が転入を上回り、岐阜県で5031人、三重県で3597人の「転出超過」となりました。
また、市町村別で見ますと、東海3県で「転入超過」の数が最も多かったのは名古屋市の5950人で、全国の都市で7番目でした。
一方、「転出超過」の数が最も多かったのは、愛知県豊橋市の942人でした。
愛知県は「転入と転出は景気動向に左右されるところがあり、去年は先行きの不透明感から転入超過が減少したとみている。今後は愛知の強みである自動車や航空宇宙の産業振興を図るなどして転入の増加に力を入れたい」としています。
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