02月01日 19時01分
ダイエット食品などの通信販売を行っている岐阜県の食品販売会社の元社長が架空の経費を計上して2億円余りの所得を隠し、法人税6600万円余りを脱税したとして名古屋地検特捜部に起訴されました。
起訴されたのは岐阜県各務原市に本店を置き、ダイエット食品「シースルーライト」などの通信販売を行う、健康食品販売会社「ミオナ」の元社長鹿島泰孝(48)被告です。
名古屋地検特捜部によりますと、鹿島元社長は香港にある関連会社に対し虚偽のコンサルタント名目で販売促進費を送金するなどし、架空の経費を計上していたということです。
このため、4年前までの2年間に2億2000万円余りの所得を隠して法人税6600万円余りを脱税したとして、法人税法違反の罪で起訴されました。
調べによりますと、鹿島元社長は虚偽のコンサルタント名目で送金した金を役員報酬として受け取っていたということです。
特捜部は鹿島元社長が受け取った金の大半をグループ会社の事業資金や自宅の新築資金などに充てていたとみて、引き続き事業の実態など詳しいいきさつを調べることにしています。
特捜部は鹿島元社長の認否は明らかにしていません。
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