01月31日 16時47分
愛知県で起きた刑法犯罪は7万件余りと、7年連続で減少し、今の基準で統計を取り始めて最も少なくなりました。
一方で住宅や店舗に忍び込む侵入盗が全国最悪となったほか、特殊詐欺の被害件数もこれまでで最も多くなりました。
愛知県警察本部によりますと、去年1年間に愛知県で起きた刑法犯罪は7万256件で、おととしより6000件余り減って今の基準で統計がある昭和56年以降最も少なくなりました。刑法犯罪の減少は7年連続で、ピークだった平成15年の3分の1近くになりました。
空き巣や事務所荒らしなど住宅や店舗に忍び込む侵入盗の被害は7158件で、おととし約1000件減りましたが10年連続で全国最悪でした。
一方、詐欺や横領などの知能犯罪は4287件と、おととしの1.4倍余りに増え、このうち振り込め詐欺や還付金詐欺などの特殊詐欺は1000件以上を占め、これまでで最も多くなっています。
また、事件が解決した割合を示す検挙率は31.5%で、2年連続で上昇しました。
愛知県警察本部は「引き続き、安心して暮らせる安全な愛知の確立に努めたい」としています。
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