トランプ米政権批判を展開する米紙ニューヨーク・タイムズは2日、2016年10~12月期の有料電子版契約者数が11年の同契約開始以来、四半期として最大の伸びだったと発表した。強権的なトランプ氏に対する批判的な報道姿勢が人気を集めたようだ。
16年12月時点の契約者数は同年9月比で27万6000人増え、計160万8000人だった。
トランプ氏は大統領選で民主党候補のクリントン氏を支持したタイムズ紙を「偽ニュース」と繰り返し中傷。1月29日には社説で批判されたことをきっかけに「買収されるか、尊厳をもって廃刊させるべきだ」と発言した。(共同)