退職者多いんだよねぇ。
私も退職を決意して鋭意、転職活動中ですが今まで我が悪の組織で退職していった方達との思い出を紹介します。
考えてみると1人1人けっこうボリューム感あったなぁ。
笑えないケースが増えていくため、記事にしづらい…。
Dr.スクリュー・ドライバー
ボスによって拉致されてきた科学者。
今までの組織には無かった技術を持っており、その活躍が大いに期待されていた。
新しい分野へ進出しさらなる飛躍を期待されていた。
期待されていたが、そもそも1人でできることなんてタカが知れてるし、そして道具が無ければ何もできない。
結果、今ある道具でできるアジト内の棚の取付けや外壁の補修、倉庫の改修を行うことになる。
最初、ボスにもて囃され、彼は何でもできる!今いる博士どもは追い抜かれる!もっと彼みたいに技術を磨け!と毎度のことながら自分が採用した人間を持ち上げ、現在のメンバーをこき下ろす為、既存のメンバーともうまく馴染めなかった。
ボスは1人で時間かかってもいいから実行を命令するがそもそも2馬力ないと持ち上げられないでしょ?な、案件を断るため、次第に険悪になる。
私とは年齢は上だが既婚、育児という共通点と、腕一本で渡り歩くというスタイルに憧れ、仲はよかった。
課長は何か一点突破なスキル持ちに勝手に憧れを持っているのだ。
彼の持つスキルはまるでロマン武器のようである。
彼を気に入った私は2馬力必要な時、応援についていくようになった。
黒スーツにネクタイで。
何とか結果を出させてあげたかったというのもある。
おかげでハツリ、墨出しという地味知識が増えた。
しかし黒スーツで手伝いに来る私を先方が非常に嫌がり、クレームとなった為、手伝うことをボスより禁じられた。
そして少しして彼は自ら脱走。
脱走前に話をしたとき、彼は
「ここじゃスキルが腐る。腕は使わないと錆びていく。使えてた道具の使い方を忘れちまう。1人じゃ納期が延びる。他所と競争に負けちまう。」
と、戦略的にもキャリアプラン的にも正論を吐いていた。
「ここで自分が役に立ってないことは十分に承知している。ボスの業界全体の流れの読みや方向性は間違ってない。俺も同意する。けど半端なやり方じゃうまくいかねぇよ!」
至極最も。
戦力の逐次投入は愚策中の愚策である。
しきりに自分が役に立ってないと嘆くのに胸を痛め、退職時に初めて功績の一覧を作成して渡す。
後の退職表彰である。
・・・
ダメだ。
どんどん気分が沈んでいくな。
なんかくだらない記事が書きたいな…。
ちなみに悪の組織の職種は4つ。
戦闘員職
出世ルートは、
戦闘員(一般)→戦闘員(主任)→怪人(係長級)→幹部(課長級)→大幹部(部長級)
新卒は手当て無し、残業代無しのコミコミ17万からのスタート。
現場の成果が一定ラインを超えたら1000円単位でインセンティブと賞与が積立られる。
昇給はあるが30歳で22万で打ち止め。
後はインセンティブ頼り。
事務員
事務員(退職予備軍)→事務員(お局)→事務員(妖怪)
同じく、17万よりスタートだがお局になると30万になる。
妖怪は非公開。
1日の労働時間が10時間を超えるとよく分からない残業代がつく。
博士
研究員(小道具)→博士(大道具)
入るときの状況により給与額が違う。
しかしスキルに比例はしていない。
残業代は出ない為、定時に必ず帰る。
昇給が無い。
総合職
アシスタント(不遇)
課長(部長級)
給与額非公開。
出世ルートはなく、分断されている。
アシスタントは、他の職種で活躍できなかった人やパート、派遣など様々。
パソコンが使えない為、単純作業や掃除などがメイン業務。
課長は名刺こそ課長と記載されているが大幹部(部長級)より多くの権限と裁量を与えられている。
しかし、給与明細には主任手当と手書きで記載されている。
また、権限と裁量は隠れ職種の親族(役員級)よりははるかに小さい。
親族(役員級)になるとエレベーターの利用が許される等、様々な特権が与えられる。
親族(役員級)には犬と猫も含まれる。
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