中国や韓国などからの外国人観光客が激増する一方で、宿泊施設不足が深刻な陰を落としている。2020年の東京五輪までにさらなる観光客増加が見込まれるなか、建物内をリフォームした「リノベーションホテル」が大阪府内で相次いで誕生した。今年1月16日にオープンした「からくさスプリングホテル関西エアゲート」(田尻町)は、家電量販店として使われていた建物を改装。一方、昨年末にオープンした「MAMBO Inn」(大阪市北区)は、日本初の「泊まれるライブハウス」をコンセプトにしている。だが、その実情はちょっと違うようで……。
関西国際空港から車で約15分という立地にあるからくさスプリングホテル関西エアゲート。もともとは大型家電量販店「コジマNEWりんくう羽倉崎店」(延べ床面積約4350平方メートル、平屋建て)だった建物を、139室を備える2階建てのホテルにリフォームした。
同ホテルを手がけた不動産マネジメント業「ザイマックス」(東京都港区)の金田克明広報部長は「建物の高さは約7メートルもあり、柱も少なく、ホテルとして有効活用できると考えた」と説明する。
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