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STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

世界最下位!日本人の「仕事満足度」はなぜ低いのか

岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]
【第36回】 2017年2月3日
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残業ゼロでも趣味ゼロ
「働き方革命」待ったなしの日本!

シンガポールのチャイナタウンにて。旧正月祝いのために飾られた巨大ルースターと筆者

 外国人が驚く“日本人の不思議ちゃん行為”の1つに、「友人同士の飲みの場で、会社名とポジションで自己紹介する」というのがあるのをご存じだろうか。

 外国人のなかで友人同士の飲み会は、完全にプライベートな飲み会。ファーストネームだけで自己紹介し、どこの会社で何の仕事をしているなんて絶対に語らない。そんな場に、ご丁寧に名刺まで出してダメ押ししてしまう“強者”もいたと外国人の友人から聞いたときは、こっちまで赤面してしまった。

 しかし、その“強者”の気持ちもわからなくはない。日本人にとって「仕事はライフワーク」であり、名刺の肩書は「自己表現のすべて」である日本人が実に多いからだ。

 このことを裏付けるように、こんな記事が話題になった。

<月末の金曜に退社時間を早めるよう企業に呼びかける「プレミアムフライデー」が、2月24日から初めて実施されることになった。しかし、皮肉なことに、退社時間が早まっても、「何をしていいのか分からない」と困惑する「趣味ゼロ」な人間が多いようだ>(引用:読売オンライン「『残業ゼロ』でも『趣味ゼロ』という大問題」

 仕事ばかりに人生を捧げてしまった結果が「趣味ゼロ」。仕事だけが人生の痕跡・自己の証明になっていると、「働き方革命」が進んで長時間労働是正や残業ゼロによる定時帰宅を実現させても、空いた時間を活かすことはできないであろう。

 そこで筆者は考えた。「日本人の仕事がライフワーク」になっていることこそが、日本の労働問題の喫緊の課題となっているのではないかと。

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岡田兵吾 [マイクロソフト シンガポール シニアマネジャー]

大阪生まれ。同志社大学工学部卒業後、アクセンチュア(日本/アメリカ)、デロイトコンサルティング(シンガポール)、マイクロソフト(シンガポール)で19年間、業務・ITコンサルタントとして活躍。シンガポール移住11年、永住権を保持し、近年はアジア全域の新事業開発、業務改善、組織改革に従事。 人生の目標は「ソーシャル・チェンジ」(社会変革)、座右の銘は「Stay Gold!」。グローバルビジネス経験を活かして日本およびアジアの顕在化した社会問題を解決し、多くの人々が希望をもてる社会の実現を目指している。

☆ブログ: シンガポールではたらくリーゼントマネージャー岡田兵吾のStay Gold!
☆Facebook: Hyogo Okada(岡田兵吾)
☆Twitter: phoenix_hugo(リーゼントマネージャー岡田兵吾)


STAY GOLD! リーゼントマネジャー岡田兵吾の「シンガポール浪花節日記」

アジアのグローバルシティとして大きな変化を遂げたシンガポール。しかし意外にも、あらゆるところに「浪花節文化」が存在していることを、あなたはご存じだろうか? そこで当連載では、日本人の固定概念を覆すシンガポールのリアルな姿を、家族とともに現地コミュニティに根を張って暮らしている筆者ならではの視点で紹介する。

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