米長官 韓大統領代行と会談
2017年02月03日 08時10分 時事通信
2017年02月03日 08時10分 時事通信
2017年02月02日 21時01分 時事通信
2日、ソウルで会談に臨むマティス米国防長官(左)と韓国の黄教安大統領代行(首相)(AFP=時事)
 【ソウル時事】就任後初の外遊先として韓国を訪れたマティス米国防長官は2日夕、ソウル市内で黄教安大統領代行(首相)、大統領府の金寛鎮国家安保室長とそれぞれ会談した。長官は席上、強固な米韓同盟関係を「一層強化していく」と述べるとともに、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の脅威について、トランプ政権が「最優先の安保課題」として取り組む方針を表明した。韓国政府が発言内容を発表した。
 長官はまた、「北朝鮮の脅威に対し、韓国と肩を並べて対処していく」と語り、韓国の北朝鮮政策に対する確固とした支持を確認した。
 さらに、「核の傘」を含む「拡大抑止」などを通じ、韓国を防衛していく意思を強調。最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の在韓米軍への配備を計画通りに滞りなく進めていくことで一致した。
 トランプ米大統領は1月29日に黄氏と電話会談し、米韓同盟をさらに強固にするとともに、北朝鮮への制裁・圧力など核問題の解決に向けた協調を強めていくことで合意していた。トランプ氏には、就任間もないマティス氏を韓国へ派遣することで、政権として北朝鮮に強いメッセージを突き付ける狙いがある。
 マティス長官は3日、韓民求国防相と会談した後、東京に向かう。