米マティス国防長官が韓国到着 北朝鮮への対応協議へ

米マティス国防長官が韓国到着 北朝鮮への対応協議へ
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アメリカのマティス国防長官は、就任後初めての外国訪問として韓国を訪れ、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン(黄教安)首相やハン・ミング(韓民求)国防相などと会談し、核ミサイル開発を加速させる北朝鮮への対応を協議します。
アメリカのマティス国防長官は、就任後初めての外国訪問として2日から4日までの日程で韓国と日本を訪問し、2日午後、専用機でソウル近郊のオサン(烏山)空軍基地に到着しました。

トランプ政権の閣僚が韓国を訪問するのはこれが初めてで、マティス長官は在韓アメリカ軍の司令部を訪れて北朝鮮の最新の情勢について報告を受けるとともに、滞在中に韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の職務を代行しているファン・ギョアン首相やハン・ミング国防相などと会談します。

北朝鮮の核ミサイル開発をめぐり、アメリカ政府はアメリカ本土に届くICBM=大陸間弾道ミサイルの技術の進展に神経をとがらせていて、トランプ政権が発足した先月中旬にも日米韓合同のミサイル防衛訓練を実施するなど、安全保障上の優先課題に位置づけています。

マティス長官が最初の外国訪問先に日本と韓国を選んだ背景には、両国との同盟関係の重要性を示し、北朝鮮への対応で連携を強化する狙いもあると見られ、一連の会談でどのような意見が交わされるのか注目されます。