トランプ大統領 自身に批判的なメディア改めて批判
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アメリカのトランプ大統領は、地元の主要メディアについて事実ではないことを記事の形式で発信する偽のニュース、「フェイク・ニュース」だと主張するなど、自身に批判的な報道を続けるメディアを改めて批判しました。
トランプ大統領はホワイトハウスで1日、黒人団体の代表らと意見交換しました。この中でトランプ大統領は、黒人差別の撤廃を訴えたキング牧師の像をホワイトハウスの執務室から撤去したと一部のメディアが伝えたことについて、「私が撤去したと伝えたところがあったが偽のニュース、『フェイク・ニュース』だ。牧師の像を私は好きで触れたこともない。恥ずべきことだが、これがメディアだ」と批判しました。
さらに、トランプ大統領は「CNNテレビは見ない。偽のニュースを見たくない」とか、「メディアの多くは抵抗勢力だ」などとまくしたてました。
トランプ大統領は先月28日、ツイッター上で有力紙のニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストを名指しし、「始めから間違っていて、今もその方針を正さず、今後もしない。不誠実だ」と投稿したほか、29日にも「偽のニュースで倒産しそうなニューヨーク・タイムズを誰か才能と信念のある人が買い取り、正しく経営するか、名誉ある廃刊にすべきだ」と投稿するなど、自身に批判的な報道を続けるメディアへの批判を展開しています。
さらに、トランプ大統領は「CNNテレビは見ない。偽のニュースを見たくない」とか、「メディアの多くは抵抗勢力だ」などとまくしたてました。
トランプ大統領は先月28日、ツイッター上で有力紙のニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストを名指しし、「始めから間違っていて、今もその方針を正さず、今後もしない。不誠実だ」と投稿したほか、29日にも「偽のニュースで倒産しそうなニューヨーク・タイムズを誰か才能と信念のある人が買い取り、正しく経営するか、名誉ある廃刊にすべきだ」と投稿するなど、自身に批判的な報道を続けるメディアへの批判を展開しています。
報道官会見に地方記者がネットで参加
ワシントンで1日行われたホワイトハウス報道官の記者会見では、インターネットの通話サービスを使って、南部ケンタッキー州や西部オレゴン州など、ワシントン以外の地域を拠点にする4人が初めて質問しました。
このうち、オハイオ州にあるFOXテレビの系列局のキャスターは、トランプ政権が地元の経済をどうやって立て直す考えなのかを質問しました。
スパイサー報道官は先月23日の会見で、「国内各地のさまざまな記者に参加してもらい、ワシントンにはいない人たちにも機会を与えることが利益になる」と述べ、意義を強調していました。
ただ、参加者をどのような基準で選んだのか明らかでないことから、CNNテレビなど一部のメディアは、「トランプ政権が外部の協力的な人たちを使ってベテラン記者たちの厳しい質問を弱めようとするのではないか」という見方を伝えるなど、疑いの目を向けています。
このうち、オハイオ州にあるFOXテレビの系列局のキャスターは、トランプ政権が地元の経済をどうやって立て直す考えなのかを質問しました。
スパイサー報道官は先月23日の会見で、「国内各地のさまざまな記者に参加してもらい、ワシントンにはいない人たちにも機会を与えることが利益になる」と述べ、意義を強調していました。
ただ、参加者をどのような基準で選んだのか明らかでないことから、CNNテレビなど一部のメディアは、「トランプ政権が外部の協力的な人たちを使ってベテラン記者たちの厳しい質問を弱めようとするのではないか」という見方を伝えるなど、疑いの目を向けています。