「仁義なき戦い」豪華ブルーレイBOX発売 13年に記念上映祭も
2012年11月30日 07:00
1973年に公開された「仁義なき戦い」
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[映画.com ニュース] 故深作欣二監督の代表作「仁義なき戦い」の劇場公開から40年を迎える2013年に、シリーズ初期5作が豪華特典付きで初めてブルーレイBOXが発売されることが決まった。また、13年1月12~18日には、「仁義なき戦い」5部作一挙上映をはじめ、深作監督作ベスト14本を上映する映画祭が東京・池袋の新文芸坐で開催されることも発表された。
昭和の“広島やくざ戦争”をこれまでにないやくざ映画の体裁、荒々しいセリフ回し、アクティブな撮影技法を駆使し、荒ぶる男たちのせめぎ合いを、過激な暴力描写を交えながらフィルムに刻み付けた「仁義なき戦い」は、73年1月に封切られ、産声をあげた。74年6月公開の「仁義なき戦い 完結篇」まで、わずか1年半の間に5作が製作され、シリーズを通して描かれた、くすぶり続けるような熱と、どんなことをしても生き抜こうとする登場人物たちの生命力は多くの観客を興奮させた。
今回のブルーレイ化では、「仁義なき戦い」「仁義なき戦い 広島死闘篇」「仁義なき戦い 代理戦争」「仁義なき戦い 頂上作戦」「仁義なき戦い 完結篇」を全網羅。さらに、シリーズ5部作が一大叙事詩として再編集され80年に公開された「総集篇 仁義なき戦い」(224分予定)、深作監督と脚本の故笠原和夫さんの没後にNHKで放送されたドキュメンタリー「“仁義なき戦い”を創った男たち」(90分)の初ソフト化が実現し、ボーナスディスクとして付属される。
特典も豪華で、ブックレットとともに28ページを予定している縮小復刻「仁義なき戦い 頂上作戦」のパンフレット、縮小復刻ロビーカード5作品分を各6枚(計30枚)が封入される。13年3月21日発売の初回生産限定ブルーレイBOXは、31290円(税込み)。
また、「仁義なき戦い」5部作一挙上映オールナイトは1月12日に開催。同12~18日に行われるベスト14本上映のラインナップは、「ドーベルマン刑事」「柳生一族の陰謀」「県警対組織暴力」「北陸代理戦争」「資金源強奪」「バトル・ロワイアル」「蒲田行進曲」「赤穂城断絶」「解散式」「白昼の無頼漢」「仁義の墓場」「やくざの墓場 くちなしの花」「黒蜥蜴」「黒薔薇の館」となっている。
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