はじめにあとがき
1月も終わりそうですが、ようやく投稿します。
ナナシス2.5ライブの感想を書こう書こうと思いながらも、なかなか書き出せずにいました。というのも、今回のライブでは純粋に歌を聴き踊りを見ながら「楽しい!」「ナナシスが好きだ」という気持ちに浸っていた時間が多かったので、感想を書くにしても「楽しかった!」「よかった」の一言二言で終わってしまうような気がしたからです。それに、前に陣取ったわけでもなかったので細部をがっつりみられたわけではないし、自分に何が書けるのだろう……なんて考え出していたら全然筆が進まず、数日が過ぎていました。
とはいえ、今回のライブを体験して、何も感じなかったわけではないので、それを書くことにしました。細部の記憶がないなら書けることを書くしかないじゃない!ということで、書きました。
全体を通じた感想
2017年1月15日に大阪のなんばHatchで行われたTokyo 7th シスターズのライブイベント『t7s LIVE -INTO THE 2ND GEAR 2.5-』に参加しました。
開演前の僕はといえば、1stの感動や2ndの衝撃を知った今、どんなライブなら自分は楽しめるんだろう、なんて心配する気持ちを抱いていました。しかし、蓋を開けてみるとそんな心配なんか吹き飛ぶほどにとても楽しいライブでした。好きな作品を文字通り「体感」できることそれ自体が嬉しいことで、楽しいことなんだと再確認できたライブでもありました。(もちろん、ライブの魅力はそれだけではなかったですが。)
今回のライブをあえて一言で表すならば、「ナナスタ*1のライブがそこにあった」と言えるのではないでしょうか。ライブのOPムービーで表示された挨拶"Welcome to NANASUTA!!"が示す通り、僕はあの日、ナナスタにいました。OPムービーはおそらくTokyo7thの街並みを進んでナナスタに辿り着くという演出だったのですが、映像だけでなぜだか泣きそうになったのを覚えています。(そもそもナナシスのことになると涙もろい。)
そして、今回のライブでは最後のキャスト挨拶を除くほぼ全編に渡って「キャラクターとしてのステージ」が貫かれていました。すべてのMCにおいてキャストが「キャラクターとして」会話していたというのも勿論ですが、曲中の客席への声掛けも「キャラクターとして」行われていたように記憶しています。この徹底ぶりには正直圧倒されました。役者の仕事だから、と言えばそうなのかもしれませんが、公演のほぼ全編でキャラクターとして言葉を発するというのは大変なことだと思います。キャスト陣の役者魂を感じました。
さらに、今回は2ndまでのライブよりも「生歌」の成分が強いライブでした。これまでのナナシスのライブが「実際に歌いつつもCD音源をかなり強めに被せる」というスタイルだったこともあり、生歌を前面に出してのパフォーマンスの魅力を再確認することになりました。昼公演1曲目の第一声で生の声が強いことに気づいたときの感動は今でも忘れられません。CD音源が悪いわけではないですが、「生歌」の要素が強くなったことで「同じ時間と場所に存在している」という実感がより強く湧きました。
そして、終盤のナナスタメンバーからのメッセージビデオ。ゲーム内のエピソードを模した形式の映像で、777☆SISTERSとLe☆S☆Caを合わせたいわゆる"ナナスタシスターズ"から一人ひとりメッセージが述べられるというものでした。
「いつもありがとう。これからもよろしく。」
という言葉が投げかけられる度に、それはこっちの台詞だよ、と胸が熱くなり、気が付けば涙していました。知らない人から見れば「2次元」のキャラクターからのメッセージで泣いてしまう痛いヤツなのかも知れませんが、架空の人物の発言だからと軽んじることは僕には決してできません。それ程に自分にとって大切な作品と大切なキャラクターに出会えたのだな、とあの時の自分の涙を振り返って思います。
そして、全員からの「これからもナナスタシスターズをよろしくお願いします。」という言葉を最後にエンドロールが流れ始め、終わりかと思ったところで、画面に桜が舞い*2、画面がざらつき……
「待ってー!まだ終わりじゃないー!」*3といったナナスタシスターズの叫び声がどこからともなく聞こえ、出演者15人が舞台に出揃ったところでMC、そして最後の曲『FUNBARE☆RUNNER』。「君と繋ぐバトン」という言葉をより強く実感できたライブでした。
今回、2.5の意味のひとつとして「ナナスタと支配人を繋ぐ」ということがMCで明かされていましたが、これまでのナナシスのライブの中で最も「ナナスタ」を感じたライブだったな、と改めて思います。ライブのロゴに777のマークが入っていたり、MC時の背景としてゲーム内のナナスタのステージ背景が用いられていたり等、視覚的な演出の力もありました。そして何より、「キャラクターとして」歌い、踊り、会話するということが貫かれていた今回のライブでは、まるでナナスタシスターズが「そこにいる」ような感覚を覚える瞬間が何度もありましたし、観客にとってまさに2次元と3次元の中間地点「2.5」と言える"ナナスタの"ライブだったと思います。今回のステージは、キャラクターを演じてくれるキャストの皆さん、そしてキャラクター達がいなければ絶対に成り立たなかったでしょう。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。
部分的な感想(思い出したら書き足します)
全体を通じての感想はここまでにして、ここからは部分的な感想を書き残しておきます。今回はオールスタンディングのライブハウスということで、前に陣取ったわけでもなかったので細かいところまで見られたわけではないですが、印象に残ったことをちらほらと。
OPムービーが終わった後、いきなりの『僕らは青空になる』。2ndライブではテーマソング的な位置づけでラストを飾ったこの曲からスタートということで、2ndライブの感動が思い出されるようで前回のライブとの繋がりを感じつつ、イントロで一気にテンションが上がったのを覚えています。しかも、歌い出しで生歌成分が強いことに気づいて「すぐそこで歌ってるんだ…!」という実感と共に喜びの波に飲まれました。
『KILL☆ER☆TUNE☆R』は歌詞を読んで分かる通り、この曲には777☆SISTERSの代名詞としての意味合いがあるんですよね*4。そして、1stライブのときにもあった「どうやって どうやって」の箇所のシンガロング。距離が近いからこそ胸に刺さる演出だと思います。CD音源のように「キミの夢 聞かせてよ」と願うだけではなく、目の前にいるんだから聞いてしまえ!と言わんばかりに777☆SISTERSが"キミ"に向かって「聞かせてー!!」と叫ぶのがとても好きです。そしてそして、シンガロングの後に「キミの夢 "叶うだろう"」という風に歌詞を変えて歌われるんですが、これがほんとうに大好き。文字通り「ライブで化ける」名曲です。
『KILL☆ER☆TUNE☆R』の次曲はチル・アウト、ではなく『Cocoro Magical』でした。「一緒に手を挙げてください!」と言ったのはムスビだったでしょうか。「右手からドキドキ〜」の部分の手振りをマネして一緒に踊るのが僕は大好きです。
Le☆S☆Caの『YELLOW』。2ndライブのときに支配人を沸かせた「跳ぶよ!」は今回もあったのですが、来ると分かっていても嬉しかったです。
『タンポポ』は冒頭の花開く振り付けが印象に残っています。そして、ラストサビ一つ前の支配人たちによる「君だよ」。僕も精一杯歌いました。なんというか、会場のLe☆S☆Caへの気持ちが声になって一つになった気がして、素敵でした。Le☆S☆Caから事前にお願いされていたことだったので、それに応えることが出来てよかったです。
ラストの『FUNBARE☆RUNNER』。2ndライブで初めて見たときに一目惚れしたイントロ終わりに繰り出される拳を見ることが出来て感無量でした。この振り付けは応援団みたいで本当に好きです。また、「きっと僕らがここで 生まれた意味は絶対あるのさ」の部分で全員で輪を描くように歩くシーンがありますが、777☆SISTERSの12人だけでなくLe☆S☆Caの3人も加わって15人で輪を作っていたのが感慨深かったです。もちろん、15人でバトンを繋ぐ姿も、見ていて本当に幸せでした。15人から受け取った元気を忘れずに、踏ん張って生きたいです。
MCの時間になるとゲーム内のBGMと背景に切り替わっていましたが、ライブが進むに連れて演出に慣れて、「あ、MCの時間だな」ってわかるようになっていったのが個人的に面白かったです。