李在明(イ・ジェミョン)城南市長は31日、最大野党「共に民主党」の大統領選挙候補者予備登録を行い、その後の最初の日程としてソウル市内にある国立顕忠院の金大中(キム・デジュン)、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領の墓を訪れた。李市長は李承晩(イ・スンマン)、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の墓には行かなかった。
李市長は「李承晩大統領は親日売国勢力の父であり、朴正熙大統領は軍事クーデターによって政府を破壊し、人権を侵害したまさに独裁者だ」と述べた。李市長は韓米両国の国防長官が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の配備を計画通り進めることで合意したことについて「特定の国に従属して屈辱的な態度を取れば、この国は存続が難しくなる。必ず撤回すべきだ」と主張した。
李市長は午後に光州の国立5・18民主墓地を訪れ「責任を取るべき勢力が連合する『ビッグテント』『第3地帯』などは絶対に許されるべきではないが、正統民主勢力の中心となる野党の大統合は何があっても実現させねばならない」と述べた。これに先立ち李市長はこの日朝、あるラジオ番組に出演し、文在寅(ムン・ジェイン)元共に民主党代表を念頭に「(文氏の)支持率は一貫して高止まりしているが、党内であれほど影響力を行使し、またメディアが取り上げる回数も圧倒的に多いにもかかわらず、支持率は変わっていない」とした上で「私を『非文』とは呼ばず『李在明系』と呼んでほしい。有力候補者の一人なのに、非文では『その他』という意味合いになってしまう」などと述べた。