山形市は1日、生活保護を担当する生活福祉課の40代男性係長が、受給者の40代女性に抱きつくなどのセクハラ行為をしたと明らかにした。係長は「同意があると思った。励ましたかった」と話しているという。市は事実関係の調査を進め、処分を検討する。
市によると、係長は生活保護のケースワーカーを指導する査察指導員。数年前、女性が生活保護の受給を申請した時にはケースワーカーとして対応していた。
今年に入ってフェイスブックで連絡を取るようになり、1月27日夜、2人で居酒屋に行った際、女性に抱きついた。周囲に客がいる中で、生活保護を話題にする不適切な発言もあったという。
飲食後、女性から「訴えてやる」とのメッセージがあり、係長が同30日、上司に「トラブルになった」と報告したことから発覚した。
記者会見した斎藤順治副市長は「大変遺憾で申し訳ない」と謝罪した。