新大阪―関西空港のアクセス向上のため、大阪駅北側の「うめきた」と難波を南北に結ぶ「なにわ筋線」の整備構想に関し、大阪府と大阪市、JR西日本、南海電鉄の4者協議で開業目標を2030年ごろとする案が浮上していることが1日、市への取材で分かった。
JRと南海の既存線路を活用する部分を除き、新たにトンネルを掘る必要があり、市は工期を約10年と想定。20年ごろの着工を目指して今夏までに事業計画をまとめたい意向だ。運行形態を巡る鉄道2社の交渉が大詰めを迎えており、市の担当者は「早期に決着すれば30年ごろの開業は実現可能だ」としている。