薬が抜けるときに最悪な気分になるんだよ。
結論からいうと、デパスを飲むのはやめたほうがいいと思います。
理由は以下のとおりです。
お酒を飲んだことがない人にはわからないかもしれませんが、
飲み過ぎると二日酔いしますよね。
で、二日酔いで苦しんだあとに、お酒が抜けるじゃないですか。
その時、どんな気持ちになりますか?
私の場合は、
「うおおおお、気持ちいいなああ」
これです。
酒が抜ける時の特有の感覚は「体のこりがとれて気持ちがいい」なんだと思います。
例えば身体から糖が抜ける(言い換えると血糖値が下がる)時は、
体が細かに震えて、気持ちが不安になる
これが、糖が抜ける特有の感覚です。
石丸元章さんが昔、エンタクシーっていう雑誌に書いていた、
ある薬。抜けると体の関節が痛くなるそのドラッグについて書いていたとき、
私は、ああ、わかると思いました。
身体に何かを入れるとき、いつかは体内からその「何か」が抜けていきます。
この時にその「何か」、ならではの感覚が発生する。
で、デパスはどうなるかって言うと、
死にたくなるんです。
死にたくなる、でわからないかもしれないけど、最悪な気持ちになるんです。
これが、デパスが抜ける時の特有の状態だと思います。
ところがデパスの場合、「これは薬が抜けている時の感覚なんだ」っていう事がわからないかもしれない。
なぜならうつ状態の人が飲んでいるから。
「ああ、またうつが戻ってきた」と錯覚してしまう可能性があります。
するとどうなるか。
またデパスを飲む。
これがデパス依存のメカニズムだと思います。
私は、デパスは設計不良の薬だと確信しています。
建物なら、壁がいっこないとか、柱がないとか、そう言うぐらい不良品です。
心の溝に苦しんでいるとき、
愛で埋めることもできれば、ゴミで埋めることもできます。
デパスはどっちかといえばゴミ側の薬だと思っています。
私はデパスを飲んでいる時に、友達から連絡が来て
「デパスはやめてほしい」と言われ、
普段そういう意見をするタイプの人ではないのに珍しいなと思って、
何か心に引っかかったので、
やめることができました。
具体的には、薬を変えてもらいました。
デパスを飲んでいる人は、ちょっと良く振り返ってみて欲しいです。