この間、とある講演会でとても興味深い話を聞きました。
講演会自体は「なぜ残業はなくせないのか?」という経営・人事寄りのテーマ。その中で、経済評論家の勝間和代さんがお話しされていた内容が大変興味深かったです。
勝間さん曰く、男女共同参画が遅れている東アジアの国(日本や韓国など)は「薬指の長い」人が多く、男女共同参画が進んでいる北欧などは「薬指の短い」人が多いのだとか。一体どういうことなのか。
ぜひ手のひらを広げてみてください。あなたは、薬指の方が長いですか? もしくは人差し指の方が長いですか?
これは「フィンガーレシオ」と呼ばれるもので、テストステロンという男性ホルモンが多い人は薬指が長くなり、テストステロンが少ない人は人差し指が長くなるといいます。
つまり、男性ホルモンが多いのか、少ないのかが「薬指と人差し指どちらが長いのか?」を見るだけで一目瞭然だというのです。
■男性ホルモンが多い男性は、結婚相手として要注意?
テストステロンは、通称「モテホルモン」と言われるくらい、「オスの魅力」を象徴するものでもあります。
いわゆる「男らしさ」を演出するホルモンだけに、男性としての性的魅力があるのは間違いない。一方で、競争心や支配欲が強いため、多くの刺激を与えてくれる魅力ある存在ながらも、仕事一辺倒で家庭を顧みない傾向があるため、結婚相手として考えると注意が必要かもしれません。
「男は仕事。女は家庭」という時代であれば、それでも良かったかもしれません。なぜなら、専業主婦の母親に家庭のことを任せっきりにして、父親が家庭を顧みずにひたすら仕事に没頭してお金を稼いできてくれれば良かったから。「テストステロン優位者」ゆえの多少の浮気や不倫は多めに見られたかもしれません。
でも今やそんな時代ではありません。女性が働くのはもはやあたりまえですし「家事や育児が母親の責任」という時代は終わりました。
■男性ホルモン観点から見る、結婚相手に適した男性
現代は「男も育児。女も仕事」という時代です。
女性がいつまでも女性らしく生きるためには、経済的な自立が不可欠です。結婚した相手があまりにも体たらくでどうしようもない男なのに、経済的に依存してるから別れられない! なんてまっぴらごめんですよね。
だからこそ、結婚相手には「薬指の短い家庭的な男性」を選ぶべきなんです。「薬指の長い仕事人間な男性」は、家庭を蔑ろにして妻に家事育児を押し付けたがるので、結果的に女性が仕事やキャリアを諦めざるを得ないことも。
他方「薬指の短い家庭的な男性」は、自分のキャリアを犠牲にしてでも、妻のやりたいこと、挑戦したいことを応援してくれます。その結果、経済的にも自立ができ「仕事における自己実現」と「家庭における自己実現」が両立しやすくなるのです。
■男性ホルモンの多い女性も、出産・産後を経て変わる
余談ですが、出産までは超バリキャリ志向だった女性が、出産後に急に家庭志向に変わるのは、こうしたホルモンバランスが大きく影響しています。それまでの競争社会で、男性ホルモンが多く分泌されていたのに対して、出産や産後の子育てを経て、女性ホルモンが大量に分泌され、男性ホルモンの割合が減ることによって、そうした「バリキャリ女子の急変」が起こるのです。
「薬指の長い男性」と「薬指の短い男性」。もちろん「薬指の長い男性」にも家庭的な人もいますし、その逆も然りで、全員に当てはまる事象ではありません。
ただ、テストステロン(男性ホルモン)の多い、少ないが家庭的かどうかを大きく左右することも、テストステロンが多いと薬指が長くなることは、生物学的・統計的にも明らかなので、あながち「ウソ」ではありません。
合コンやデートのネタまでにどうぞ。