2017年2月1日21時07分
歌手の故・やしきたかじんさんの闘病生活を描いた百田尚樹氏の著作「殉愛」の記述で名誉を傷つけられたとして、たかじんさんの長女(43)が発行元の幻冬舎(東京都)に550万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決が1日、東京高裁であった。安浪亮介裁判長は、一審・東京地裁判決より賠償額を35万円増やし、365万円の支払いを同社に命じた。
昨年7月の一審判決は、記述のうち6カ所で、長女のプライバシーを侵害し、名誉を傷つけたと認定。高裁判決は、さらに1カ所について「(長女が)非常識な人間との印象を与える」として名誉毀損(きそん)にあたると判断した。
同社は「承服しがたい内容であり、判決を精査し対応を検討する」とコメントした。
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朝日新聞社会部