【ソウル聯合ニュース】韓国人が長崎県対馬市の寺から盗んで韓国に持ち込み、先月に韓国・大田地裁が韓国政府に元の所有主と推定される浮石寺(忠清南道瑞山市)への引き渡しを命じた仏像「観世音菩薩坐像」(同県指定有形文化財)について、裁判所が検察の強制執行停止の申し立てを認めたことが1日、分かった。浮石寺への仏像引き渡しは当分なさそうだ。
大田高裁などによると、先月26日の一審判決後、検察は直ちに控訴すると同時に、強制執行の停止を申し立てた。裁判所は旧正月連休明けの同月31日、検察の申し立てを認めることにし、これを検察に通知した。
検察は強制執行停止の申し立てについて、「控訴審や最高裁で判決が覆された場合、(浮石寺が)仏像を差し出さなかったり隠したりすれば回収が難しいと判断される。さまざまな副作用を懸念しての措置だ」と説明した。
mgk1202@yna.co.kr
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