加藤美帆
2017年2月1日15時26分
受験の願掛けたけなわの季節。絵馬に記された願いごとや氏名が他人に見えないように「対策」を取る寺社が広がっている。ネット時代に改めて個人情報保護の意識が高まった形だが、「過敏だ」「縁起物の由来とずれている」との声もあり、受け止め方は様々だ。
「縁起だるま」発祥の地として知られる群馬県高崎市の少林山達磨(だるま)寺。1月下旬、本堂の横には、白い下地の「情報保護シール」が貼られた絵馬がずらりと並んでいた。
群馬県渋川市の中学3年の長島有里さん(15)も、志望校とともに「合格しますように」と書いた絵馬にシールを貼った。「校名や住所を詳しく書いた方が願いごとがかなう気がして。シールがあれば安心です」
シールは2年前に住職の妻広瀬…
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