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【プロ野球】

巨人・由伸監督「坂本以外は白紙」 サバイバル予告!若手出てこい

2017年2月1日 紙面から

キャンプ前日にミーティングを行う巨人の高橋監督(手前)と選手ら=宮崎で(代表撮影)

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 プロ野球のキャンプがきょう2月1日に始まる。大型補強を敢行した巨人は、宮崎の地で定位置獲得に向けたし烈なサバイバルが展開されそう。昨季日本一の日本ハムは日本時間2日未明から、米アリゾナ州ピオリアで2年連続となる海外キャンプに臨む。今年は3月に第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控え、日本代表選手の調整も本格化する。

 巨人・高橋由伸監督(41)が31日、キャンプ地の宮崎へ移動した。宮崎市内にある宮崎神宮での参拝を終えた指揮官は坂本の遊撃以外、レギュラーポジションは不在と明言。チーム内バトルをテーマに掲げた。

 「若い選手が一人でも二人でも出てきてほしいな、と思いはあるが、彼らを育てるためにやっているわけではない。レベルの高い競争をして強いチームをつくりたい。ポジションが決まっているのは坂本ぐらいなのかなと思っています。それ以外はいい選手を使っていきたい」

 定位置争いは熾烈(しれつ)を極める。三塁はマギー、村田で奪い合う。こぼれた方が一塁を阿部と競う。二塁候補は立岡、吉川大、山本、クルーズら。外野は長野、亀井、陽岱鋼、重信、橋本到ら。ここに岡本も参戦する。岡本の左翼挑戦は目玉のひとつ。大西外野守備走塁コーチは「徹底的にやりますよ」と気合満点。期待の若手の台頭を促す。

 目標はもちろん日本一。羽田空港発の機内では、機長による粋なアナウンスもあった。「霧が晴れてまいりました。右手に見えるのは富士山です」。空は澄みわたり、眼下には雄大な景色が広がっていた。頂点へ向けた視界は良好だ。

 FAで陽岱鋼(前日本ハム)、山口俊(前DeNA)、森福(前ソフトバンク)を補強。日本ハムとのトレードでは吉川光が加入した。新外国人はマギー、守護神候補のカミネロ。戦力の充実は他の追随を許さない。内なるサバイバルの勝者のみが、美酒に酔う権利を手にする。 (川本光憲)

 

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