どーも、ゆとりブロガーのRyotaです。(@RyotasannNo)
僕は小学校の教員を目指していました。
そして大学で教育学部に行き教員になるための勉強をしていました。
まず学校から与えられた必修単位を全部取得して学校側が教育委員会に免許の申請をしてくれるんですよね。
そのためには最低条件として介護実習を2回と教育実習を1回に行かないといけません。
僕は教員になるつもりがなかったのですが卒業するためには嫌でも教育実習に行かなくてはいけませんでした。必修授業だったわけですね。
現在教育学部でなくても教育課程を取ることができます。
ほんとね、生半可な気持ちで取るなら絶対やめた方がいい
まじで後悔するから教育実習の裏側を暴露しときます。
教育実習生は学校からそもそも歓迎されない
ちょっと考えればわかるので少し考えてみてください。
教員の仕事って本当に大変なんですよね。
小学校の先生とか特に大変でほぼ全部の授業を1人で担当するわけだから授業の準備とかを全て1人でやるわけ。
休憩時間を削って〇付けしたり生徒の面倒を見たりと食事もままならない時もあるんです。
そこに実習生の面倒を見るという仕事を加えられるんですよ。
これっていい迷惑でしかないと思いませんか??
僕は小学校での実習だったのでそんな環境に1か月も放り込まれたのです。
ずっと孤独でした。授業づくりについて質問しようにも教室で隔離されていたのでそこから離れていいかも分かりませんでした。
そして本日の日誌が終わったとしても担当の先生が「帰っていいよ」って言わない限りは家に帰れませんでした。
家に帰っても授業レポートや日誌を書く時間が必要
これは学校によって変わるらしいんですが、授業レポートを取る必要があります。
友達の行った所は1日1つ授業レポートを作ることがノルマだったのですが、僕の所は全ての授業のレポートを取る必要がありました。
1日5時間分のレポートを作成する必要があったんです。
そしてそれの提出期限は翌日の朝礼まででした。だから生徒が帰った後もばたばたしていました。
教室の掃除をしたり机を並べたり〇付けをしたりとやることが山積みなので息つく暇もありません。
帰る間際に前日の授業レポートの添削を受けたり、本日の授業のフィードバックを受けたりします。
サボって適当に授業を作ろうものなら子どもに失礼だし、担当教員に何言われるか分からないので手を抜くなんて考えられません。
字修正にとってはたったの1か月かもしれませんがその出来事が子どもたちに大きな影響を与えるなんてことも可能性としては十分あり得ます。
家に帰ってから授業の教材研究をしたり板書計画を作ったりしていると睡眠時間は平均3,4時間ぐらいでした。
担当教員も自分の時間を削ってまで実習生に時間を割いてくれているわけだから生半可な気持ちで臨むのはまじで失礼です。だから生半可な気持ちで教員になろうと考えている人は考え直した方がいいです。
僕は教員になるつもりがなく必修だから行っただけなのでまじで失礼なことをしたなと後悔しています。
ただ手を抜くのが嫌いなので一切手を抜くことはしませんでした。
当時を振り返るとよくあの睡眠時間で1か月耐えきったなと自分でも思います。
教育実習中は思い通りにならないことばかり起こる
休み時間を活用して〇付けをしたいというのが本音なんですがそうはいきません。
実習生は注目を浴びてしまいます。
だから休み時間になれば引っ張りだこになります。
そして小学生は些細なことで喧嘩をしてしまうのでその仲裁に入るだけで休み時間が終わっていたということもありました。
そこでかなりの体力を使ってしまうのでかなりきつかったですね。
学校の授業が終わった後も生徒はすぐに帰りません。
学童などがあります。ですのでその時間も生徒が茶々を入れてくるなんてこともあるので思い通りに事が進まないなんてことはしょっちゅうです。
本当に思い通りに進むのは17時を超えてからでしたね。
常に生徒の模範にならなくてはいけない
実習生であろうが生徒からすれば先生であることは変わらないので常に模範である必要があります。
言葉遣いも丁寧にして流行り言葉や若者言葉を使うと担当教員から指導が入る場合もあります。
更にきついのが実習中だけでなく休日も気を抜けません。
僕は彼女と一緒にいたところをたまたま生徒に見られたのですが、それが先生方の耳たまたま入りそのことをグチグチ言われたなんて苦い思い出もあります。
次の日には生徒全体に広がり、そのことについて質問ばかりされました。笑
僕は字が汚かったので板書について子どもたちに文句を言われっぱなしでした。
板書って思っている以上に難しくて黒板に線などがあればそれに沿って書けばいいんですが、なければ慣れるまでは想像を絶するほどの訓練が必要でした。
教育実習を終えるには研究授業を行わなくてはいけない
これがたまらなくしんどかった。
ただでさえ授業に慣れていないし、下手くそなのに先生方の前で研究授業を行うのです。
僕は算数の授業で研究授業をやることになったので研究授業の1週間ぐらい前から準備が始めました。
授業計画を練り、指導案を作り、授業で使う貼りものを作ったりしました。
そして毎日担当教員に進捗をチェックしてもらいダメだしを受けてそれを元にまた指導案などを練りなおしたりしました。
そうこうしているうちに研究授業の3日前からは帰る時間が毎日9時前とかになっていました。
一番遅い日は10時前まで先生からアドバイスを頂くなんてこともありました。
ただでさえ睡眠時間を削っているのにもっと削らなくてはいけなくなりました。
更に3週目に入ってるので体力的にも精神的にもずっとギリギリのところを彷徨っていました。
そして授業が終わったと思えば、研究授業について先生方の前でプレゼンしなければいけません。
終わってホッとする暇もなく、ネガティブなフィードバックを中心に攻撃を浴びせられるのです。
これは最後の先生方による先生になるための総攻撃なので精神敵に追い込まれているときにされたら精神崩壊しそうになりますよ。
生半可な気持ちで教育実習に行くと痛い目にあう
ここまで説明すれば分かると思うんですが、まじで生半可な気持ちで教職課程取ると痛い目にあうからね。
僕の後輩は先生にいじめられて毎日泣いていたなんて子もいるので本当に先生になりたい人以外は取らない方がいいです。
先生方だって暇じゃないんだし、何より子どもたちに失礼。
子どもたちにとっては貴重な授業時間なので生半可な気持ちで授業をやられるとたまったもんじゃない。
教職以外にも仕事はたくさんあるので本当に教員になろうと思っている人以外は日本の教育のためにも教職課程を取らないようにしてほしいと思います。
ただ教員になろうと本気で考えている人にとっては本当に良い経験になると思います。
僕の友達は教員生活より教育実習が一番つらかったと言っている子もいます。
そしてあの経験があったから少しぐらい辛くても今は耐えることができているとも言っていました。
僕も教育実習に行きましたが、そこではかなり大きな経験をさせてもらったと思っています。これから僕が生きていく上であの時の経験は必ず役に立つと思っています。
教員という仕事は本気で教育に携わりたいと思っている人じゃないと続かないと思います。
今回はこの辺で。