敬愛する元サッカー日本代表監督の岡田武史氏。彼の座右の銘は、「人間万事塞翁が馬」だという。
世界を相手に極限状態で戦い続けた彼は、日々、自問自答していたらしい。バーレーンで負けたから今がある。あの時負けたのは無駄じゃなかった。この試合は勝ったが、勝っても負けてもそれで終わりではない。人間万事塞翁が馬、次に進むしかない。
なんだかかっこいい。ぼくの座右の銘も「人間万事塞翁が馬」にしようと思った。
人間万事塞翁が馬、とは
昔、中国に占い上手なおじいさんがいた。そのおじいさんが大事にしていた馬が逃げ出してしまった。まわりの人は残念がった。しかし、おじいさんは「悪いことがあれば、良いこともあるさ」と言った。
しばらくして、逃げ出した馬が帰ってきた。たいそう立派な馬を連れて。まわりの人は喜んでくれた。しかし、おじいさんは「良いことがあれば、悪いこともあるさ」とつぶやいた。
その後、おじいさんの子供が落馬した。乗っていたのは、連れ帰ってきた立派な馬。子供は足の骨を折る重傷。まわりの人は気の毒がった。しかし、おじいさんは「悪いことがあれば、良いこともあるさ」と言った。
まもなくして辺境の国と戦争がはじまった。村に住む男たちはみな戦争へ駆り出された。しかし、おじいさんの子供は足を折っていため兵役から逃れられた。
人生、良いこともあれば悪いこともある。
おじいさんと馬のイラストについて
機械学習で線画に色を塗ってくれるサービス「PaintsChainer 」を知った。
信じられない。色塗らなくてよくなるのか。 / “「線画に自動で着色してくれるサービス」が爆誕、あまりの精度の高さに「もう自分で塗る必要ないじゃん…」 - Togetterまとめ” https://t.co/XtOlaNpBwl
— ホビヲ (@hobiwolog) 2017年1月28日
線画をアップロードして、ボタンひとつで、適切な配色をしてくれるという。ぼくの座右の銘、「人間万事塞翁が馬」をテーマに線画を描いてみた。
そして、サービスに画像をアップロードして、ポチッとボタンを押した。色がついた。
左目が赤いけど、まぁ、それっぽい。すごいなー。便利だなー。しかし、おじいさんが「良いことがあれば、悪いこともあるさ」と言ったような気がした。
この着色されたイラストをTwitterにアップ。しかし驚くべきことに、表示されない。
#PaintsChainer 機械学習で色付けしてくれるサービスで色を付けたイラストが、Twitterに不適切な内容を含む可能性を指摘され、困惑している。 pic.twitter.com/Z779LhCgYU
— ホビヲ (@hobiwolog) 2017年1月31日
不適切な画像と判断された模様。ぼくのイラストが悪いのか、機械学習の配色が悪いのか。いずれにしても、ショックだった。おじいさんが「悪いことがあれば、良いこともあるさ」と言ったような気がした。
というわけで、このエントリーを書くに至った。ブログのネタが出来た、という観点ではきっと良いことなのだろう。
はてなブログに投稿しました #はてなブログ #PaintsChainer #人間万事塞翁が馬
— ホビヲ (@hobiwolog) 2017年1月31日
人間万事塞翁が馬!人生良いこともあれば悪いこともある、と思った話 - ホビヲログhttps://t.co/dp4PsrAy8L pic.twitter.com/uxjc7ymzWC
しかし、またおじいさんがなにか言っているような気がする。
まとめ
人間万事塞翁が馬、を地で行く今日このごろである。