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    サイバー攻撃2・4倍に…発信元は中国が多く

     情報通信研究機構(NICT)は30日、2016年に日本に向けて発信されたサイバー攻撃が前年比2・4倍の約1281億件に達し、過去最高を更新したと発表した。

     攻撃の発信元は中国が多かった。

     総務省によると、攻撃の約半数がインターネットに接続したウェブカメラや家庭用ルーターといった「IoT機器」を狙った攻撃だった。15年はこの割合が26%で、急増した。

     IoT機器をウイルスに感染させ、政府機関や企業のコンピューターシステムを攻撃する「踏み台」にしているとみられる。IoT機器はパソコンやスマートフォンと比べ、ウイルス対策が不十分と指摘されており、集中的に狙われている可能性もある。ネットにつながる機器はテレビなどの家電にも広がっており、総務省は防御策を検討する。

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    2017年01月31日 07時24分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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