保育士さんのためのお役立ちコラム
2017年01月30日
モンスターペアレントとは
みなさまこんにちは、
おーせです!!
寒さが厳しくなる中・・
保育の現場ではノロウィルス・インフルエンザなど・・さまざまな感染症との闘いのピーク時となっているかと思います。
我が家の年長のムスコはというと・・?珍しく体調が悪いな・・と思うことが1度だけあり、激しい嘔吐・下痢にならずそのまま鎮静化していきました。
自宅で次亜塩素酸水をフル活用し・・
潔癖症なのかな?と思うぐらいシュッシュして感染の拡大を防いだのがよかったのかもしれません。
子どもが元気に登園していく姿は親の職場への足取りを軽くしてくれるものです。
さて今日はそんなことを踏まえながらモンスターペアレンツとは・・・?
と言うことについて少し考えてみましょう。
みなさんにとってモンスターペアレントとはどんな人ですか??
現場ではヘリコプターペアレントなんて表現もありますね。
ウィキペディアでみると
モンスターペアレント→とは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味するとあります
ふむふむ、自己中心的・そして理不尽な要求。
さぁ、どこからが自己中心的でどこまでなら許されるのでしょうか。
人は誰しもモンスタースイッチがあると思います
・自分自身で気づかずにスイッチが入っていた
・他人の言動でスイッチが入ってしまう
・モンスターになる自覚があり使い分けている
色々なタイプがいると思いますが・・
最初からモンスター状態の人はいないのでは?と私は思います。
保育士も人であり、保護者も人です。
感情があり考えがありその人の常識で生きています。
自分のことなら制御がきくのに子どものことになると怒りや悲しみを抑えることができない。そんな保護者の気持ちもよくわかります。
ひとつみなさんで考えてみましょう。
実際におきた事例を基にお話をしていきたいと思います。
ある園で学年最後の発表会がありました。
インフルエンザの流行る2月にあるため、次から次へと感染していき発表会前日の時点でインフルエンザに感染している子が5人いました。
でも年長さんにとって幼稚園生活最後の発表会、親として休ませたくない!という思いがあった保護者Aさんはインフルエンザが完治していない発熱中の我が子を発表会当日に登園させました。
それをみた別の保護者Bさんが担当保育士にいいました
「私の子どもをインフルエンザに感染している子の横に立たせないでほしい。」
すると保育士は答えます
「舞台の上にいくまでは隔離をして別部屋で過ごしているので・・今から場所を変えたら子どもが混乱してしまいますから・・」
でも保護者は納得がいきません
「私の子は感染しない様に一所懸命除菌やマスクや手洗いを徹底してきたんです。隔離しているっていったって同じ舞台にたったら意味ないでしょ?とにかく感染している子と離して欲しいのです。」
保護者Bさんの要望は通らず発表会は行われBさんのお子さんは後日インフルエンザを発症してしまいました。
さて、"インフルエンザに感染している子の横に立たせないでほしい"と発言したこの保護者はあなたにとってモンスターペアレントですか?
じっくり考えてみてください。
発言した保護者Bさんの思い
インフルエンザに感染している子を登園させた保護者Aさんの思い
発表会を円滑に進めようとした保育士の思い
どの人の思いも分かります。
それぞれの立ち位置に誰しもなり得ることがあります
では・・子どもの最善の利益のため発言しているのは誰でしょう?
子どもにとって最もいいことを・・・
その選択をしているのは誰でしょうか。
実は私このお話を聞いたときに・・
そもそもなんでインフルがピークになる2月に発表会をやるのだ??と突っ込んでしまいました。毎年毎年インフルが猛威をふるい休園する子どもが多いなら発表会の日程を最初からずらせばいいのに・・っと。
でもそれは私が保護者の立場としての思いです。
きっと園で働く保育士の立場だったら、1年の締めはやはり2月がベスト!!しっかり練習して発表会をいい形で迎えたい!!そしてそのまま3月の卒園式に持っていきたい。
そう思うと思います。
ですから
それぞれの立ち位置によって答えは変わってくるのは当然です。
大切なのは何か事が起きたときに、誰が一番悪かったかという犯人探しより、今後のことを考え今回の件をどう学びとしていくかを園全体で共有していくことだと思います。
私の場合、モンスターペアレントは・・
子どもの為ではなく"子どもの為"と言い張って自分のために発言や脅し、不合理な言動を繰り返す人だと思います。
人は誰しもモンスターになるスイッチは持っています。
ですが、保護者に何か意見をいわれたり提案をされたりした時、うわ!!この人モンスターペアレント!!と決めつけないでほしいのです。親が子どもを思う気持ちそこをまず汲み取った上で、クレームの中にどんな本質が隠されているのか、本当はどんなことを伝えたいのかそこを見つけ出すプロでいてほしいのです。
今回は少し硬いお話になってしまいましたね
苦手な保護者と話すのは人生の学びである。
モンスターペアレントの枠に当てはめるのではなく少し斜めから見てその保護者の思いに耳を傾けてみてくださいね。
PS でも・・本当に手におえない保護者に出会ったら・・その時は迷わずスーパーバイザーに相談しましょう!!
おーせです!!
寒さが厳しくなる中・・
保育の現場ではノロウィルス・インフルエンザなど・・さまざまな感染症との闘いのピーク時となっているかと思います。
我が家の年長のムスコはというと・・?珍しく体調が悪いな・・と思うことが1度だけあり、激しい嘔吐・下痢にならずそのまま鎮静化していきました。
自宅で次亜塩素酸水をフル活用し・・
潔癖症なのかな?と思うぐらいシュッシュして感染の拡大を防いだのがよかったのかもしれません。
子どもが元気に登園していく姿は親の職場への足取りを軽くしてくれるものです。
さて今日はそんなことを踏まえながらモンスターペアレンツとは・・・?
と言うことについて少し考えてみましょう。
みなさんにとってモンスターペアレントとはどんな人ですか??
現場ではヘリコプターペアレントなんて表現もありますね。
ウィキペディアでみると
モンスターペアレント→とは、学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味するとあります
ふむふむ、自己中心的・そして理不尽な要求。
さぁ、どこからが自己中心的でどこまでなら許されるのでしょうか。
人は誰しもモンスタースイッチがあると思います
・自分自身で気づかずにスイッチが入っていた
・他人の言動でスイッチが入ってしまう
・モンスターになる自覚があり使い分けている
色々なタイプがいると思いますが・・
最初からモンスター状態の人はいないのでは?と私は思います。
保育士も人であり、保護者も人です。
感情があり考えがありその人の常識で生きています。
自分のことなら制御がきくのに子どものことになると怒りや悲しみを抑えることができない。そんな保護者の気持ちもよくわかります。
ひとつみなさんで考えてみましょう。
実際におきた事例を基にお話をしていきたいと思います。
ある園で学年最後の発表会がありました。
インフルエンザの流行る2月にあるため、次から次へと感染していき発表会前日の時点でインフルエンザに感染している子が5人いました。
でも年長さんにとって幼稚園生活最後の発表会、親として休ませたくない!という思いがあった保護者Aさんはインフルエンザが完治していない発熱中の我が子を発表会当日に登園させました。
それをみた別の保護者Bさんが担当保育士にいいました
「私の子どもをインフルエンザに感染している子の横に立たせないでほしい。」
すると保育士は答えます
「舞台の上にいくまでは隔離をして別部屋で過ごしているので・・今から場所を変えたら子どもが混乱してしまいますから・・」
でも保護者は納得がいきません
「私の子は感染しない様に一所懸命除菌やマスクや手洗いを徹底してきたんです。隔離しているっていったって同じ舞台にたったら意味ないでしょ?とにかく感染している子と離して欲しいのです。」
保護者Bさんの要望は通らず発表会は行われBさんのお子さんは後日インフルエンザを発症してしまいました。
さて、"インフルエンザに感染している子の横に立たせないでほしい"と発言したこの保護者はあなたにとってモンスターペアレントですか?
じっくり考えてみてください。
発言した保護者Bさんの思い
インフルエンザに感染している子を登園させた保護者Aさんの思い
発表会を円滑に進めようとした保育士の思い
どの人の思いも分かります。
それぞれの立ち位置に誰しもなり得ることがあります
では・・子どもの最善の利益のため発言しているのは誰でしょう?
子どもにとって最もいいことを・・・
その選択をしているのは誰でしょうか。
実は私このお話を聞いたときに・・
そもそもなんでインフルがピークになる2月に発表会をやるのだ??と突っ込んでしまいました。毎年毎年インフルが猛威をふるい休園する子どもが多いなら発表会の日程を最初からずらせばいいのに・・っと。
でもそれは私が保護者の立場としての思いです。
きっと園で働く保育士の立場だったら、1年の締めはやはり2月がベスト!!しっかり練習して発表会をいい形で迎えたい!!そしてそのまま3月の卒園式に持っていきたい。
そう思うと思います。
ですから
それぞれの立ち位置によって答えは変わってくるのは当然です。
大切なのは何か事が起きたときに、誰が一番悪かったかという犯人探しより、今後のことを考え今回の件をどう学びとしていくかを園全体で共有していくことだと思います。
私の場合、モンスターペアレントは・・
子どもの為ではなく"子どもの為"と言い張って自分のために発言や脅し、不合理な言動を繰り返す人だと思います。
人は誰しもモンスターになるスイッチは持っています。
ですが、保護者に何か意見をいわれたり提案をされたりした時、うわ!!この人モンスターペアレント!!と決めつけないでほしいのです。親が子どもを思う気持ちそこをまず汲み取った上で、クレームの中にどんな本質が隠されているのか、本当はどんなことを伝えたいのかそこを見つけ出すプロでいてほしいのです。
今回は少し硬いお話になってしまいましたね
苦手な保護者と話すのは人生の学びである。
モンスターペアレントの枠に当てはめるのではなく少し斜めから見てその保護者の思いに耳を傾けてみてくださいね。
PS でも・・本当に手におえない保護者に出会ったら・・その時は迷わずスーパーバイザーに相談しましょう!!
■ライタープロフィール
おーせ
保育士/全米ヨガアライアンスRYT200保持者
フジテレビ「あいのり」に出演後、LAに渡米。2010年に男の子を出産。
子育てをしながら、保育士資格を取得。現在は潜在保育士として子育てに励んでいる。
おーせ公式ブログはこちら
保育士/全米ヨガアライアンスRYT200保持者
フジテレビ「あいのり」に出演後、LAに渡米。2010年に男の子を出産。
子育てをしながら、保育士資格を取得。現在は潜在保育士として子育てに励んでいる。
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