女子大生殺害、事故死の男不起訴に…松江地検
広島県北広島町の山中で2009年11月、島根県立大1年・平岡都さん(当時19歳)の遺体が見つかった事件で、松江地検は31日、遺体発見直後に交通事故死し、殺人容疑などで書類送検された同県益田市、会社員矢野富栄 容疑者(同33歳)を容疑者死亡で不起訴とした。
松江地検の吉浪正洋次席検事は「必要な捜査は尽くされており、容疑者の単独犯行は間違いない」と述べ、容疑者が生存していれば起訴できるだけの証拠はそろっていたと評価した。一方で捜査の内容や証拠の中身は明らかにしなかった。
島根、広島両県警の合同捜査本部が置かれていた島根県警浜田署の奈良井和夫署長は、「7年間の捜査は無駄ではなかったが、動機などが不明で、容疑者の刑事責任を追及できなかったことも残念だ」と話した。
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2017年01月31日 23時59分
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