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死亡の容疑者、不起訴処分に

 島根県浜田市の県立大1年の女子学生(当時19歳)が2009年、行方不明後に広島県内の山中で遺体で見つかった事件で、松江地検は31日、遺体発見直後に交通事故死し、昨年12月に殺人と死体損壊・遺棄の容疑で書類送検された島根県益田市の矢野富栄(よしはる)容疑者(当時33歳)を不起訴処分にした。

     矢野容疑者は、女子学生が行方不明になった09年10月26日午後9時ごろから同日深夜までの間に、女子学生を窒息死させて矢野容疑者の自宅で頭部や手足などを切断し、広島県北広島町の臥龍(がりゅう)山に遺棄した、として書類送検された。

     殺害行為などを裏付ける直接証拠はなかったが、地検は矢野容疑者の自宅で撮影された女子学生の遺体画像など複数の間接証拠から、矢野容疑者が単独で行った事件と判断した。島根・広島両県警は31日、島根県警浜田署に設置していた合同捜査本部を解散した。

     松江地検の吉浪正洋次席検事は「矢野容疑者が生きていたら起訴できるだけの証拠があったと認定した。必要な捜査は尽くされている」と説明した。【藤田愛夏】

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