01月31日 17時06分
千葉市美浜区の大型商業施設などが集まる場所に設置が検討されている、JR京葉線の新しい駅について、調査の結果、事業費はおよそ180億円に上り、完成までに6年から7年かかることが分かりました。
新しい駅の設置が検討されているのは、JR京葉線の海浜幕張駅と新習志野駅の間の、大型商業施設などが集まる「幕張新都心」と呼ばれる場所です。
千葉県や千葉市などで作る調査会は、JR東日本に依頼するなどして去年1月から新駅の検討のための調査を行っていて、31日、結果が示されました。
それによりますと、新しい駅は全長210メートルで、上りは2階、下りは1階とホームを2層にするほか、南北に行き来できる自由通路の設置も想定しています。
工事や設計などにかかる費用は、およそ180億円と試算していて、工期は新駅が6年、自由通路が7年を見込んでいます。
「幕張新都心」には、3年後の東京オリンピック・パラリンピックの会場となる「幕張メッセ」がありますが、JRからは「東京大会までには完成は間に合わない」と説明があったということです。
記者会見した千葉県企業土地管理局の担当者は「東京大会には間に合わないが、新駅は街の活性化につながる。調査結果を踏まえ、今後の協議の進め方を検討していきたい」と話していました。
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