社会

タイ国籍の少年 入国管理局に嘆願書提出へ
(山梨県)
 日本での生活を望むタイ国籍の少年が30日、東京入国管理局を訪れ、再審査の状況を聞き取った。少年は今後、嘆願書を提出する。
 不法滞在だった母親と暮らしてきた、甲府市の高校2年生、ウォン・ウティナンさんは、日本での生活を求め、退去処分の取り消しを求めたが、1審、2審は請求を棄却された。上告を取り下げ、処分の再審査請求を通じ、「在留特別許可」を求めることを決めたウティナンさんは30日、東京入国管理局を訪れ、再審査の状況を聞き取り、進路を考えながら、学校に通っている現在の状況を報告した。
 30日の面談では、日本への滞在のために、3カ月に1度入管に出頭を求められている仮放免という手続きが、事前に連絡すれば、出頭日を変更できるようになった。これまでは、学校行事と重なると、学校を休む必要があったという。
 ウティナンさんは今後、支援者からの嘆願書を、東京入国管理局へ提出する方針。
[ 1/30 18:38 山梨放送]