SIの求人はSEまたはプログラマーの皮を被っている

〇求める人材
・文理は問いません
・向上心を持っている方
・コミュニケーションをとれる方

〇職種
未経験からでも一線で活躍できるシステムエンジニア・プログラマーを育てていきます。

僕はこの募集要項に騙されて、SI(したっぱ)になりました。

説明しよう!

SI(したっぱ)とは、システムエンジニアやプログラマーが作ったシステムがちゃんと動くかどうかはテストするためだけに存在する職種だぞ!

うん。
ゲームクリエイターとして採用されたと思ったらデバッグ要員だったみたいな話だね。

言葉の定義が気になっちゃう業界の方は、まずこちらの記事へ。

就活生や転職を希望している人の中には、今までプログラミングなんて一切手をつけたことはなかったけど、手に職をつけたいがためにまったく未経験の世界に飛び込んでみたいと思っている人もいるかもしれない。
その世界のすぐ近くに実は地獄があるので知っておいて下さい…。

でも、「不幸」たちは「幸福」の花園のすぐ隣に住んでいてね 『青い鳥』

スポンサーリンク

入社してからもSIという言葉は出てこない

システムエンジニア・プログラマーとあえて呼んでいるのには理由があると思っていました。

僕は素人考えでこう思っていたんですね。

「SI・システムインテグレーター」と言っても分からないから、システムエンジニア・プログラマーと書いているのだ、と。

そもそも検索に引っかかってこない求人なんて意味がないです。
だからもっともな考えだと思いましたし、仕方のないことだとも思いました。

でも、ですよ。

入社して1ヵ月の研修期間。

プログラミングをやりながら僕はシステムエンジニアになるものだと思っていたのです。

つまり、入社してからも「システムインテグレーター」などというワードは出てきませんでした

自分はSIであり、1年を通してほとんどプログラミングをする機会がないのだということは、最初の現場でようやく知ることになったのです。

それは、会社からは一切教えてもらない事実でした。

まるで詐欺に遭った気分ですよ。

もう一度言いますが、プログラミングをやりたくて入ったのにプログラミングをする機会はほとんどないです!

このブログでSIがいかにひどい業界なのかは散々記事にしてきました。
なのでSIのひどさに関しては他記事に任せることにします。

この業界のブラックさを簡単にまとめると、

・就業時間は当然ブラック(毎日終電土日出勤)
・上司のクズ率が非常に高い(まともな人はやめてしまう)
・仕事がなくても帰れない(待機も仕事です)

何度も言いますが、明確な理由(将来の夢とか)があってSIになりたいという人以外は絶対にやめるべきです。

次は募集要項に載っていたらSIかも?というワードを紹介していきます。

このワードが出たら注意!それ、SIかも?

まず、一番確実に知るのは面接官に聞いてしまうことでしょう。

御社の業務はSIですか?」と。

これを聞いたからと言って激昂するような面接官は絶対にいません。

肯定する面接官も否定する面接官もいるでしょうが、一番めんどくさいのは、はぐらかされることですね。

なので、下記の言葉を参考にしてみてください。
SIの可能性があります。

「ITエンジニア」
「銀行系システム」
「証券・金融向けシステム」
「企画・設計」
「要件定義」
「マイナンバー」
「コミュニケーション能力」

特に赤背景はほぼ確定です。
銀行系システム・金融向けシステムもかなり怪しいですが、そもそも「銀行」「金融」などのワードが出てきたらSIじゃなくてもやめた方がいいです。

扱うものがものなのでちょっとミスしたら即座にクビはねられますし、仕事内容の関係上夜中に仕事をしなければいけない場合も多いです。
下請けの下請けの下請けの下請けの…みたいな事件が発生したのもこの類の案件でしたね。

所謂デスマーチはこのあたりに潜んでいると思ってもらって構わないです。

あ、自分もしかしてSIかも?と思ったら

なにかまかり間違ってSIっぽい仕事をすることになってしまったら。

辞めろとは言いません。

結局のところ仕事が本人に合っているかが一番大切なことですし、こんなの機械にやらせておけよと思うような「単純作業」だったとしても、他の業界だって程度の差こそあれ単純作業は多いのです。

自分にはやりたいことが見つからないという人も少なくないでしょう。

そんな人にぜひ考えてもらいたいのは、どんな仕事をするのかよりも、どんな人と仕事をするのかです。

確かに個人の成長や、ワークライフバランスも大切です。

ですが、クズと一緒に仕事して心中穏やかでいられるかって話ですよ。

日本人のほとんどが、人生の大半仕事をして過ごします。

そのほとんどの時間、誰と一番多く時間を共にすると思いますか?

家族?
恋人?
友人?

違います。
職場の人間です。

出典

人生の大半をクズ上司や嫌いな人間と一緒に過ごすのは耐えられますか?

辞めようかどうか悩んだとき。

人それぞれ基準はあると思いますが、嫌いな人間と過ごさなければいけないのであれば、さっさと辞めてしまいましょう。

心中穏やかに仕事できる環境であればいいですね。

サムネ出典

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!

Twitter で