米大統領「北朝鮮問題、米国は100パーセント韓国と共にある」

 黄首相は「できるだけ早い時期にトランプ大統領が韓国を訪問することを期待する」と述べ、これにトランプ大統領は「近く会うことを希望する。米国は常に韓国のことを考えている」と応じたという。黄首相はさらに「これまで60年以上にわたり、韓米同盟は軍事や安全保障分野だけでなく、経済やグローバルパートナーシップなどの分野を含む包括的な戦略同盟に成長してきた。今後も韓米同盟を一層強化していきたい」とも述べた。

 今回の電話会談では在韓米軍の防衛費負担金問題や韓米自由貿易協定(FTA)の見直しなどの懸案は議題にならなかったという。トランプ大統領就任後初の韓米両首脳による電話会談だっただけに、今回米国は両国の立場が異なる問題については議題にしなかったようだ。上記の国務総理室関係者は「非常に穏やかで落ち着いた雰囲気の中で真剣な対話が交わされ、全体的には非常に友好的な雰囲気だった」「トランプ大統領は『100パーセント共にある』という言葉を何度も使い、韓米関係の発展と安全保障分野での公約強化に向けた強い意志を示した」などとも伝えた。

 別の韓国政府筋は「一部の懸念とは違い、トランプ大統領はホワイトハウスのフリン国家安全保障補佐官らのアドバイスに従い、韓米同盟や対北朝鮮政策の重要性を十分に認識しているようだ」とした上で「また今回の電話会談を通じ、権限代行体制故に韓米間の意思疎通が円滑に行われないことへの不安もかなり払拭(ふっしょく)できたはずだ」と前向きに評価した。

チョン・ノクヨン記者
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