島根の女子大生殺害、交通事故死の男を不起訴

　広島県北広島町の臥龍（がりゅう）山の山中で２００９年１１月、島根県立大１年・平岡都さん（当時１９歳）が遺体で見つかった事件で、松江地検は３１日、遺体発見直後に交通事故死し、１６年１２月に殺人や死体遺棄などの容疑で書類送検された同県益田市、会社員矢野富栄（よしはる）容疑者（同３３歳）を容疑者死亡で不起訴にした。

　島根県警によると、矢野容疑者は０９年１０月２６日夜、同県浜田市に住んでいた平岡さんを車で連れ去り、首を押さえて窒息死させたうえ、１１月６日までの間に自宅で遺体を損壊し、臥龍山に遺棄したとされる。

　矢野容疑者は遺体が発見された２日後の同年１１月８日、山口県内で車の単独事故を起こして死亡した。

2017年01月31日 16時21分 Copyright © The Yomiuri Shimbun